元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

片麻痺

2011-05-29 23:09:21 | 身体
今日の む雀フレンドリーコンサート・・・・・
む雀さんのコンセプト、涙腺を刺激するハーモニカに、ピタ~とはまり、雨に負けぬぐらいの涙が流れました。

む雀さんは 落語だけでなく、三味線、長唄と、たくさんの才能をお持ちだったのに、、、

「神様は乗り越えられない試練は与えない By Jin」

と、聞きますが、落語家に声、片側の手足の自由を奪うのは 大きすぎる試練ですよね。

それでも、今日のようにたくさんの人を集め、たくさんの人に感動を与える事が
できるのは、む雀さんの人並み外れた才能なのかな。
それに、1月に聞いたハーモニカと、む雀さんの言葉からすると、ハーモニカは上達し、言葉もハッキリされていた、、
ひょっとして、また落語が聞けるのではないか・・・
聞きたいな~と思いました。

私の涙も ちょっと落ち着いた時・・・

「片麻痺って治らないのか?」

という言葉が ど~んと降りてきました。

少し前にテレビで、下半身麻痺のスポーツ選手が 一生、車イス宣告を受けたけれど、アスレティックリハビリにより、立つ事ができた!という場面を見ました。

私は これまで脳血管障害の患者さんを受け持ったのは 3例しかありません。
む雀さんより、高齢で、筋緊張または低緊張のレベルも低い方でした。
そのうちの1例は 文楽人形遣い人間国宝の吉田 簑助さんのリハビリを後半で担当させていただきました。

病院では 脳血管障害による片麻痺の患者さんのリハビリの大半は 理学療法士が担当し、私は 整形外科疾患の慢性通院患者さんが ほとんど。
循環器系では心臓病、脳血管障害を予防しようとするメタボ患者。
このメタボ患者さんは いつでも心臓病や脳血管障害で倒れてもよいぐらいで、なかには体脂肪率が50%てな人もいて、私は ハラハラしながら運動をしてもらっているけれど、案外ご本人は 危機感がないのが共通点。

たまたま、む雀さんが運ばれた病院は 私が勤める病院だったので、理学療法士さんに経過を一度聞いてみよう・・・。


ここ最近、一般的にも通所リハビリが増加し、トレーナーが片麻痺患者さんの指導をするという現実が迫ってきました。
その場合は 要支援認定の高齢者ですが、広義で勉強が必要になってきました。
整形外科系運動器疾患で効果を上げているアスレティックリハビリが 片麻痺の患者さんにも役立つようになればいいな~。。。。。。。
と、帰ってからも、とばしていた片麻痺の本のページを見直したのでした。
理学療法 プログラムデザイン 監修 神戸大学名誉教授 武富由雄、 編集 京都大学教授 市橋則明:
この本、いいよ。) 

・・・・・な~んて、ちょっと頭が硬くなりつつある時、さあさあ笑いましょ~
朝日放送の三代澤アナウンサーの落語、とてもお上手でした。
そして九雀師匠の落語・・・
ここで、予想外に嬉し涙うるる~

九雀師匠が おしゃべりになったのは 「御公家女房」!?
私が 今、お稽古している御公家女房!!

感謝!
感激!
感動!

大雨の中、篠山まで行って、大正解!
日本昔話に出てきそうな山々を眺めながら歩き、どしゃぶりの雨も へっちゃらなぐらい、あたたかい気持ちになって帰りました。

明日のABCラジオ「ドッキリハッキリ三代澤康司です」で、今日のコンサートの事が きっと話題になると思います。


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