元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

けんか

2014-08-15 23:57:21 | 健康
“認知症カフェ”というのが増えているようです。

「介護施設以外の安らぎ提供、認知症カフェ広がる気配」 読売新聞の医療サイト

厚生労働省が2012年に公表した認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)でも、認知症カフェの普及を推進する方針が出されているそうです。

「認知症カフェ」って!?ね。 もうちょっと言いようがあるのではないかと思いますが・・・。
どうして“オレンジ”プランなんだろう???

しかし現実には 認知症患者が増加し、認知症予防・治療に運動が大変効果的だということがわかっています。
ならば、運動している人が認知症にならないのか?
うちの体操教室からは 認知症患者が出ないことを願っていますが、参加者の最高齢88歳で、週1度の体操教室以外の日常生活労作は 様々で、毎日出歩き、運動もして、趣味や仕事を楽しんでいる人もいれば、週1度の体操教室以外は ほとんどで歩かないという人もいます。
そのあたりでの発症率も観察したりもしています。

先週金曜日の体操教室・・・
参加者の席は いつも決まっているのですが・・・

私 「あれ?! Aさん、今日は どうしたの? いつもの席じゃないね。」

Aさん 「私、もう辞めよかしら。 ケンカしたの。Bさん、怒ってばっかり!・・・」

一方、Bさんは・・・
Bさん 「もう、いやになる。 Aさんと待ち合わせをしても時間通りに来ないし、そんな約束は知らないとか言うし、
     腹が立って、腹が立って・・・・」

Aさんは 88歳、Bさんは 86歳。
半年前ぐらいから、Aさんは 時間や場所が分からなくなることが多くなりました。
ちょっとわからなくなってきたとき、自分で「もの忘れ外来」を受診されましたが、異常なし(?!)とのことだったそうです。
Bさんをはじめお友達達は 一人暮らしであるAさんに気づかって、教室の前の日は電話をしたり、教室のほかの日にも連れ出してコーラスに誘ったり、食事に誘ったり、連絡をたくさんとって親切にされていました。

Bさんも、Aさんが認知症であるかもしれないことは わかっているだろうに、
理解出来ない・・・または 理解したくないのかもしれません。

Aさんは、いよいよ教室の時間が分からなくなり、お休みしてしまいました。
今週は お盆休み。
おそらく離れて住んでいるお子さんにも会っていらっしゃるでしょう。
ご家族は どうお考えなのかな~
ご本人にも、ご家族にも、お話をしなければいけないな。





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