元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

運動習慣

2007-01-24 21:21:03 | 健康
「同じように体操しているつもりでも、自分ですると、痛くなったりするのよね~」
…と、70歳を過ぎたクライアントの方々が よくお話になられます。


通常だと、2週間~1ヶ月の頻度で、スポーツ医学センターに来ていただき、疾患の評価をし、新たなリハビリエクササイズを行って、それをご自宅でしていただくという流れなのですが、これまで運動習慣のない高齢者の方に 自主トレーニングは 大変難しいようです。
整形外科的疾患にしても循環器系にしても、生活習慣病の原因は 運動不足=筋力不足が含まれます。
そんな疾病に至る方は 運動習慣がなかった方が ほとんどです。

反対のケースとして…
「わしが育ったのは 戦時中ですよ~」という、昔に 筋骨隆々だったタイプのおじさまは 日常生活でも オーバーワークになりがちで疾患に至り、リハビリエクササイズも「効くまで、徹底的に!!」と、オーバーワークになりがちです。
今日も…
「歩くのが良いと思って、歩きすぎたのか、足の裏が痛~てね…」と、昭和7年7月7日生まれのAさん。
足の裏を見てみると、小指側から足底の外側が カチカチになっているではありませんか!?
「がに股で、いっぱい歩きました!」と足の裏に書いてあるようでした。
通常、踵から着地し、拇指球に乗るような歩き方をすれば、足関節・膝関節・股関節・腰が 無理なく使われ、歩くだけでも、足腰には 良い運動であると言えるのですが、つま先の方向や足の使い方によっては 足腰にストレスを与えてしまいます。
しかも、頑張り屋さんのAさんですから、相当な距離を歩かれたのでしょう。
キツイ!厳しい!のが運動だ!!というイメージが 身に染み付いているようです。
ゆるやかな運動の経験がないAさんは 肩のインナーマッスルのコンディショニングが メインプログラムなのですが、インナーマッスル特有の 地味で、じんわり、小さく動かすことが 大の苦手なようです。

このぐらいの年齢になると、染み付いた習慣や体質(=性格!?)を改善するのは なかなか難しいようです。
頻繁に通っていただいて、手をとり足をとり、力を入れ、力をぬき、、、と、お手伝いをしながらも、弱いなり、硬いなりの身体が 70歳以上の方でも変化していますよ。
しかし、若いうちからのフィットネス習慣があれば、運動も億劫ではなく、疾病も予防できます。
いざ、なにかあっても、自分でコントロールがしやすくなりますよ。
学校の体育以来、運動をしたことがない方、最近全く運動らしい運動をしていない方へ・・・
1つの筋力運動(スクワットや腹筋運動など)、1つのストレッチ(筋力運動で使った場所を伸ばす)+片足立ちぐらいから 始めてみてください!
CHEERSホームページ“ハッピーエクササイズ”をご参考にどうぞ!!
http://www.kcc.zaq.ne.jp/cheers/sub5.html


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