閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

仲間たち

2023-08-08 09:46:40 | サンゴロウ&テール

20代のころ、ある編集者さんに「似顔絵が送られてくるのは、最大の誉め言葉だよ」と教えてもらいました。それ以来、わたしはずっとそう思っています。
サンゴロウの最初の5巻が出たのが1994年だから、来年でちょうど30年になるのですが、このヒトほどたくさん似顔絵を描いてもらったキャラクターは他にいません。

10歳のNくん、ありがとう。楽しい夏休みを!

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イカ玉

2023-07-29 14:49:39 | サンゴロウ&テール

黒ねこサンゴロウシリーズ(1~5)の中国語版の校正をしております。本文横組みです。

中国語版は2016年にいちど出ているのですが、その続きではなく、別の出版社で、あらたな訳で、とのこと。
前回の校正は、プリントアウトがどさっと送られてきて、読めないのでしかたなく「見た」だけでした。
今回はPDFだから読める…と思ったら、これがなんとコピーのできないPDFで(そんなものがあるとは知らなかった!)、翻訳ソフトに貼りつけるという手が使えない。
しかたなくOCRで文字起こししたところ、ところどころテキストがとんだり、別の箇所に入っていたりで、思わぬ大苦戦。しかも、5冊分を1週間以内に読まねばならないという…。

サンゴロウは「珊瑚郎」です。シャンフーラン、と読むのかな?
翻訳ソフトは、たいていぐちゃぐちゃの日本語になって気持ちが悪いので、ふだんはなるべく英語にして読むのですが(英語だって変かもしれないけど、それはいちいち気にならないというだけのこと)、今回は時間がないのでやむをえず日本語にしたところ、イカマル(鱿鱼丸)が「イカ玉」とか「イカボール」になる。これを翻訳ソフトが「食品」と判断するらしく、そのあとの動詞も自動的に「注文する」とかになってしまう。
そのイカ玉君が、サンゴロウのことを「コーラルにいさん」とか「社長」などと呼ぶもんだから、笑っちゃって仕事が進みません。
カジキじいさんは「パパ・バショウカジキ」だし、カイはなぜか「安倍さん」だし、サンゴロウの荷物は「機内持ち込み手荷物」にされちゃうし…。
「私はフォロワーではありません」「認識できないスクリプトです」「カジュアルに対応させていただきました」「うみねこのなく頃に」などなど、予測変換機能なのか何なのか、読んでいるとどんどん頭が混乱してきます。

ちなみに「やみねこ」は「暗影猫魔」でした。これはわりとかっこよかったな。

 

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2023-02-21 09:56:37 | サンゴロウ&テール

「三日月島のテール」シリーズで使わなかったカット。3巻カバーのエスキースかも。

 

このあいだ誕生日にMがくれました。てのひらサイズの小さい額です。

 

これはいつだったかな。夜明けのさかさま三日月。

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三日月島グッズ

2023-02-14 22:55:08 | サンゴロウ&テール

テールとサンゴロウのアクスタ(というんですって。アクリルスタンド)とか…

 

登場キャラいっぱいのファイルケースとか…

 

クレちゃんちに配達にきたキーホルダのテール君とか。

 



残念ながら市販品ではありません。読者さんが個人的に作って送ってくださったもの。
いるかさん、ありがとう!
(コレ欲し~い、とか、何か思った人は、コメントに書いていってくださいね)

***

今年もサンゴロウとテールにバレンタインの贈り物をくださったみなさま、ありがとうございました。
写真はのせませんが、ふたり(所在不明1名+配達忙しい1名)にかわって御礼申し上げます。
いつもたくさんの励ましをいただいて嬉しい作者です。

 

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2022-12-28 16:18:56 | サンゴロウ&テール

クリスマスにMが額装してくれた未発表の絵。
いつ、何のために描いたものか、本人まったく覚えてないそうですが。

 

イカマルとサンゴロウだけど…『青いジョーカー』に出てくるイカマルの船ではないんですよね。

 

イカマル君のイルカ号は、これ。

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三日月島ボックス

2022-11-10 17:32:42 | サンゴロウ&テール

箱が到着! テールくんお疲れさま~。

 

 

 

今回、箱そのものに印刷ではなく、二面にシール貼りという形になったのは、コスト削減のためだそうですが…なかなか良い感じになったんじゃないかと思います。


ぜんぜん協力的でないキャンペーンボーイ(仮)。

 

三日月島のテール  行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)
竹下文子・作 鈴木まもる・絵 偕成社 2022年11月発売 

 

<関連記事>

サンゴロウボックス

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「三日月島のテール」5巻セット

2022-10-28 23:06:05 | サンゴロウ&テール

たいへん長らくお待たせいたしました。
「三日月島のテール」5巻セット(ケース入り)ができました。

といっても、わたしもまだ実物は手にしておりませんが…。
(画像は偕成社さんから拝借)
あまぞんさんでは11月1日発売になっています。通常より発送に時間がかかっている模様。

サンゴロウのボックス同様、本来おもに学校図書館に販売するセットなので、店頭に並ぶかどうかは微妙ですが、注文取り寄せはどこの書店でも可能です。
ケースはこの「5巻セット」にしかついていません。ご注文の際はよくお確かめください。

「行くぜっ!海の宅配便」というサブタイトルは、もうすこし「引き」が欲しいという販売部さんからの要望で急遽追加したもの。
1冊ずつにタイトルがあり、それらをまとめたシリーズ名があり、そこにあとからまた何か付け加えるというのは難しいですが、まあたしかに、「三日月島のテール」だけでは、手がかりが少なすぎて、何の話だかわかりにくいかも。と思ったので、「めざせ!ポケモンマスター」とか「海賊王に俺はなる!」とか、いろいろお手本にして考えた結果(笑)。

このサブタイトルに合わせる都合上、メインがサンゴロウ抜きの絵になったのはちょっと残念でしたが、サイドにちゃんといてくれますのでご安心を。


あくまでも主役はテールなんだから、ね。

 

Amazon ↓

 

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「旅のはじまり」韓国版

2022-09-14 16:39:01 | サンゴロウ&テール

黒ねこサンゴロウ①『旅のはじまり』韓国版ができました。
原本と同じハードカバーで、カバーつき、帯つきです。
帯には「海を舞台に繰り広げられる黒ねこサンゴロウの冒険ファンタジー」みたいなことが書いてあるらしい。

そして、中をひらくと…

 

横組みです。

 

縦組みを横組みにすると、絵の向きが合うのか気になりますが、「画像の反転は必要最小限に」ということで、今回はここだけ。
(ここはねー、元のままだと、最初から「帰るとこ」みたいになっちゃうので、しかたないですね)

 

ハングルのフォントが可愛い。読みやすそう。読めないけど。

 

しかし、この韓国版、なんだか持った感じがずっしり重い。
タニタ君にのせてみたら、原本(初版)は344gなのに、韓国版は461gもある!
ページ数はほとんど変わらないので、本文の紙が厚いんですね。
真っ白でキレイな紙で、破れにくいかもしれないけれど、子どもの読む本としては、もうちょい軽めのほうがいいのではないかしら。って、わたしが口出すことじゃありませんが。
(『やまねこの島』なんてもっとページ多いから、もっと重いよ?)

今回とりあえず1巻だけですが、5巻までは順次出る予定になっているようです。
せっかくなら、その先6~10巻と、さらにテールシリーズまで続いていってほしいなあ。

韓国語を勉強中の方などで、読んでみたい方は、メッセージかメールその他でこっそりご連絡くださいませ。 
<9月25日追記>韓国語版の「さしあげます」は受付終了しました。まだ送付先お知らせいただいてない方の分はキープしてありますので、ご連絡お待ちしています。
お問合せ窓口

この記事のコメントも開けておきます。
(コメントは承認制なので反映にすこし時間がかかります。氏名や住所等、個人情報を含むコメントは公開しません。閑猫のレスのみ表示します)


<関連記事>

 サンホラン 2022.5.4

  黑猫三五郎」中国語版 2016.6.22

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「黒ねこサンゴロウ」電子版

2022-06-24 07:23:57 | サンゴロウ&テール

このところお知らせがつづいてばたばたしておりますが、またひとつ、お知らせです。
<黒ねこサンゴロウ>シリーズ全10巻が、このほど電子書籍になりました。
Amazon(Kindle)は、24日発売。
楽天(kobo)その他も(←他に何があるかわからないけど)たぶんおなじです。

 

 

わたしは、自分では電子書籍をほとんど利用しておらず、その良い面も良くない面も実感できていないため、子どもの頃からなじんだ紙の本がやっぱり好きだなあ、と思っている、昭和の子。
サンゴロウのシリーズは、とくに、ちょっとクラシックな装幀だったりするせいか、なんとなく電子書籍からはいちばん遠いところにあるような気がしていましたが、寄る年波には…じゃないや、時代の流れには勝てぬ。

電子本の需要が高まり…というより、もうそれがすっかり普通になりつつある時代。子どもたちはタブレット端末をランドセルに入れて学校に通うようになり、さらにコロナ禍で休校になったり、図書館に行きにくくなったりする中で、児童書の電子化も急加速してきたような感じです。

3年前、サンゴロウシリーズは、10巻の半分以上が品切れで入手できない、という状況にありました。このときは、「奇跡の大重版」で復活することができたものの、それ以来、いつまたそういうことが起こるかわからない、という不安につきまとわれるようになりました。
これから10年、20年…いや、そんな先のことではなく、まあ作者が生きている間だけでいいので、シリーズが1巻も欠けることなく、古本がとんでもない高値になることもなく、読みたい人は誰でも読める状態であってほしい。そのためには、電子書籍というかたちにしておくことが、いまできる唯一のことかな、と。

もちろん、これで紙の本がなくなるわけではありません。電子書籍「にも」なりました、ということで、どちらでも購入いただけます。
内容は、本のままです。文字もイラストもレイアウトもまったく変わりません。
(カバーの下の表紙や、見返し、裏表紙はありません。カバー裏のカットは重要なんだから入れておいてほしかったな)
字数行数が固定のフィックス形式なので、スマートフォンのような小さい画面では、表示できてもかなり読みにくいと思います。

シニアにはルーペが必要なレベル(笑)。
ピンチアウトで拡大すれば、読めなくはないけど、画面からはみだしてしまうので…
なるべく大きい端末がおすすめ。

わたしにとっては、紙の本と同等のものではなく、これはこれで、あくまでもアーカイブ、保存のための手段にすぎないのですが、読めばおなじ、といえなくもない。ま、慣れればいいのか、という微妙なところであります。
紙の本の手触りや重みを愛してくださる方にも、タブレットに10巻入れて持ち歩ける便利さをよろこんでくださる方にも、物語の世界を、これからもずっと、楽しんでいただけますように。

 

<6月28日追記>
Amazon Kindle版をお求めの方へ。
現在、「霧の灯台」を購入しようとすると「最後の手紙」がダウンロードされてしまう、という謎の現象が発生しているようです。詳しくは、この記事のコメントをごらんください。
また、Amazonトップで「黒ねこサンゴロウ 霧の灯台」を検索すると、やはり「最後の手紙」しか表示されず、なかなか灯台に行き着くことができません。
修正を依頼していますが、反映までに時間がかかるかもしれません。アマゾンのやみねこ、なかなか手ごわい・・(笑)

<6月30日さらに追記>
上の不具合はとりあえず直していただけたようです。これからおもとめになる方はどうぞご心配なく。
(とわたしが言っていいのかどうか。やみねこって奴、いつどこで出会うかわかりませんので…)

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ちらっと・これで最後

2022-06-09 17:09:44 | サンゴロウ&テール

『光のカケラ』の校正きた。
さあ、いよいよ最終巻です…が…

 

コレが。

 

どいてくださあ~い。

 

近い近~い!

そしていきなり最初のほうで大きな矛盾を発見してしまい、頭を抱える。
うーむ。どうしよ。

(…と、悠長にブログなど書いてないでさっさとやらねば間に合わないぞ)

 

だ~か~ら~、どいてくださいってば!

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