閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

水玉花壇

2012-04-21 10:23:55 | 日々

雨あがりの朝。絶好の水玉日和。
カメラを持ってでかけると、小一時間は遊んでいる。

ほー、良い身分ですね、と言われてしまいそうだが、
(いや、実際に言われたことがある)
閑猫には、これもおしごとのうち。
取材、取材。
年中無休24時間営業ですもん、ね。

パンジーは、きれいなまんまるの水玉ができやすく、
色もとりどりで、どこをとっても楽しい。
うまく隣の花の色が入ったりすると、
ほらぁ、見て見て!と自慢したくなる。
(って、それ、ほんとに「おしごと」なのか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のにゃんこ。

ここで撮ったんだよ、ねー。

(そうなの。こーんな狭いところなのです!)

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「止まる」と「歩く」

2012-04-19 14:41:57 | 日々

ときどき漢字の字源事典を見る。
漢字は何千もあるが、それを部首で分ければ
214種に分類できてしまうという。
そのことに、まずおどろく。

しかし、「くさかんむり」「にんべん」「さんずい」くらいは
すぐわかるけれど、どの部分が何画の何という部首であるか、
わからない漢字のほうがずっと多い。
たとえば、漢数字の「一」から「三」までの部首は「一」で、
「五」の部首は「二」だ、ということも初めて知ったのだが、
「六」は「八」、「九」が「乙」なんて、考えたって思いつかないし、
「七」はいまだに見つからない。
しかも、この本にはいわゆる索引がなく、読みでひくことができない。

何でもインターネットで検索することに慣れてしまうと、
なんだか不便な気がするのだが、逆に新鮮でもある。
(パソコンで出てこない文字や図版がたくさん必要なので、
こういう本はデジタル化はしにくいだろう)
目当ての字がみつかればよし、みつからなくても、ぱらぱらめくって、
たまたま興味をひかれたところを見る、ということになる。

たとえば「止」という字。
甲骨文という、亀甲や牛骨に刻まれた中国最古の文字では、
「止」は、人の足跡のかたちだ。下に横棒をひいて、
そこから前方へ歩み出すことをあらわしていた。

ついでに「歩」という字。
いまは「止」の下に「少」と書くけれど、
おなじく甲骨文では、これはどちらも足跡のかたちだ。
右足、左足と縦に二つ並んで、まさしく「歩いて」いる。

そうか・・と深く納得する。
スタートラインに止まっているんだ。
「止」の字は、そこから出発していいよ、ということなんだ。
たとえそこが「行き止まり」であっても、ちょっと向きを変えれば
次の一歩は踏み出せる。
右足のつぎに左足を出せば、人は歩ける。
そういう字なんだ。

こんなふうに漢字を教えてくれる先生が、
小学校のときにひとりでもいたら、
勉強はどんなに楽しかっただろう。
じゃあ「走る」は? 「飛ぶ」は?
次から次へと知りたくなるじゃないですか。

「これなあに?」「なんで?」と、幼児はきりもなくたずねる。
生まれつき底なしに知りたがり屋の子どもたちに、
もっとたくさん知る機会をあたえるために学校ができた。
いや、そうじゃないかもしれないけれど、そう思いたい。
一方的に「はい、これとこれを覚えなさい」と言われ、
「習ってない字は書いちゃいけません」と言われ、
言われたとおりに動く子だけがほめられる・・
そんな場所ではないはずだと思う。

「正」という字も「止」からできている。
足跡のまわりを四角で囲ってあり、そこから歩み出そうとする形だ。
四角は国境。そこを越えて他国へ向かって前進していく。
つまり、もとは征服の「征」の意味が、のちに正義の「正」になった。
・・というような、ちょっとこわい説も、この本には書いてあります。


上の画像は、たんぽぽの綿毛。
雨にぬれてこんなになってしまったけれど、
ちゃんと乾いて飛んで行けたかな。

 

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散る降る

2012-04-18 14:21:35 | 日々

終日、花が降りつづける。
音もなく、ふわっと舞って、そのまま風にはこばれていくこともあるし、
ぱらぱらとかすかな音をたてて波板の屋根にあたることもある。

ありとあらゆるものが白い花びらにおおわれる。
葉の一枚一枚に、切手のように花びらが貼ってある。
縁側から庭に出ようとすると、靴の中にもたくさん入っていた。
水槽のカメキチは、花筏の隙間から首を出し、すこし迷惑そうである。

 

 

Mのアトリエの屋根。

 

水仙の中にひとつだけまぎれこんでいたチューリップ。

 

もみじの新芽もステンドグラス。

 

本日のにゃんこ。

花びら模様の苔のじゅうたんをあつらえてみました。
いいですねー、日本の春は。
そこのお嬢さん! ボクとお茶しましょう!

(・・と、すももや真鈴に声をかけては、
きょうもフラれるマドリであった)

 

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光の芽

2012-04-18 00:27:06 | 日々

新芽が光る。光が芽ぶく。
まぶしい、いのち。

 

 

 

 

 

 

 

上から順に、
カリン、サルトリイバラ、山桑、モクレン、
柿、栗、コゴメウツギ、ガクアジサイ。

 

 

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花ならべ・その2

2012-04-16 14:09:11 | 日々

      

       

        

上から順に
ハルリンドウ・アジュガ(十二単)・パンジー
キランソウ・ミツバツチグリ(?)・カキドオシ
ミツバアケビ(♀花)・カラスノエンドウ・オオジシバリ(?)


ミツバツチグリはヘビイチゴと、
オオジシバリはジシバリ(イワニガナ)とまぎらわしい。
上の画像のはミツバツチグリっぽいけれど、花びらが1枚多すぎる。

 

本日のにゃんこ。

「毛づくろいをしてもしても、何かくっついてるんだけど、
なんでかしら」

場所と姿勢に問題があると思います。

「あ、やっぱり?」

 

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花ならべ・その1

2012-04-15 10:04:01 | 日々

    

    

    

 

上から順に
花桃・ヘビイチゴ・ムスカリ
オランダミミナグサ・ムラサキケマン・タネツケバナ
タチツボスミレ・シャガ・チューリップ

大きい花も小さい花も、同じサイズに切り取ってみると
かたちの似ているところ、違うところがよくわかって面白い。

 

本日のにゃんこ。

R氏にいただいた猫型クリップ・その2。
けんかではありません。「のび」をしているのよ。

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まど・きな

2012-04-13 22:46:05 | 日々

 

ひさびさに、水玉。
パンジーも花盛り。

 

本日のにゃんズ。

まるで「家族のように」・・
きなな(右)の隣にひょいと上がったマドリ(左)。

 

前から見るとこんな感じ。
このあと、きななを枕にして、くーすか寝てました。

マドちゃんは、身体は一人前に大きいけれど、
どうも気分は「子猫」のまんまらしい。
同じものをもらっているのに、隣のゴハンが美味しそうに見える。
「にゃおんにゃおん」と甘え声を出しながら、ずんずん直進していき、
えんりょなしに他の子のお皿に顔をつっこむ。

こういうことは、ふつう子猫しかしないんじゃないかなあ。
真鈴などは「えー、なんなのコイツ・・」という顔をしているのだが、
マドリはぜんぜんわかっていない。
だからモテない、のかもしれない。

それでも、1年前にくらべれば、多少は学習したようですけどね。
人の足もだいぶ噛まなくなったし。
(というより、こちらが噛まれないように歩くコツを習得した。
噛みそうになったら抱っこしちゃうのです)

 

おまけ。本日の万華鏡。

 

路上に散った桜の花びらをいれてみたところ。
うーむ、渋すぎ?
(万華鏡というより、じゅうたんの柄みたいである)

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葉桜

2012-04-12 15:45:07 | 日々

もうどんどん散ってくる桜。
外にとめてある車は、あっというまに花びらまぶしになってしまう。

ソメイヨシノは、散り始めて葉も出てくると、
「ああ、もう終わっちゃったねえ」という感じになるが、
山桜は花と葉の混じったところが長いあいだ楽しめる。
あちこちの山桜の、それぞれ少しずつ色味の違う若葉が、
光に透けてきらきら光って美しい。

 

キセキレイもさえずっている。
(うちではセグロセキレイを「ペンギンさん」と呼ぶので、
キセキレイは「黄ペンギン」・・かというと、そうではなく、
ふつうにキセキレイさんです)


漢字の字源について書かれた本を読んでいたら、
「音」と「言」は、もとはひとつの字だった、という記述に行きあたった。
「人の口から発せられた音」という意味からわかれて、
一方は一般的な音(おと)をあらわす文字になり、
もう一方は人の言葉をあらわす文字になった。

なるほど・・と深く納得した気分になり、ついでに「歌」という字も調べる。
「歌」の左側に2つ重ねてある「可」は「大きな声」をあらわし、
右側の「欠」はひざまずいた人が口を開けている象形文字だとか。

気持ちを音に変えたのが「ことば」であるなら、
その音をもっと広く遠くまで届く形にしたのが「うた」だろう。

鳥はなぜさえずるのか。
人はなぜうたうのか。
大きな声で、遠くまで、はっきりと、伝えたいことがあるからだ。
「ココニイルヨ」「ココニオイデ」・・と。

 


落ち葉の中に咲いた、小さいハルリンドウ。
これもまた「ココニイルヨ」と、小さいなりに自己主張。

 

朝、パソコンの電源をいれたら、なぜかメールもネットもつながらない。
メールがつながりにくいのはときどきあるけれど、両方はめずらしい。
ははん、どこかでコード抜けたかな、とMのアトリエへ行ってみると、
(我が家のLAN事情は複雑で、回線は別棟のアトリエのほうにひいてあり、
そこからルーター経由で母屋までずーっとケーブルがきているのです)
そっちではコンセントの半分が停電の状態であった。
つまり、ルーターの電源がないので接続できなかったわけですね。

しかし、ブレーカーは落ちていないし、半分だけ停電の原因がわからない。
壁の中でおねずが電線かじっちゃったんじゃない?と、
神主さん(と勝手に呼んでいる電気屋さん)にみてもらったところ、
家の中ではなく、外の問題らしいという。
電力会社に連絡すると、高所作業車が来て、
電柱の上の部品をとりかえてくれ、あっというまに直りました。

こういう場合、連絡すると90分以内に来てくれるものなんだそうだ。
90分が早いと思うか、遅いと思うかは、人にも状況にもよるだろう。
わたしは、早くて夕方、へたすると明日かなあ、と思っていたので、
あまりに早くて驚いた。
素晴らしく行き届いたシステムだと思う。
便利な暮らしはいろんな人に支えられていることがわかる。


 

本日のにゃんこ。

じっとしていると花びらもようになっちゃうよ。

 

 

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サインはピース

2012-04-11 17:24:48 | 日々

サルトリイバラの新芽。

「あ、Vサイン」と言いかけて、それは古いんだっけ、と思う。
2歳児からオトナまで、写真を撮るときに指を2本出すじゃない、
あれは何て言うの? ピースサイン?


こちらはピースではない、こぶしである。
わらびの兄弟、「がんばるぞ、オー!」。

 

 

並べてみた、ひのきの実。
小さいコロコロの1つずつが松ぼっくりに相当する。
あいだに薄い薄い種子が入っている。

 

 

並べ替えてみたり・・(笑)
 

 

本日のにゃんこ。

春ですね。
すもも嬢さんも、お庭に出てきました。

 

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ドーダン星人

2012-04-09 22:47:26 | 日々

はじめまして、の、キミは、誰? 宇宙人?

 

ドウダンツツジのつぼみでありました。
植えて10年くらいになるけれど、
こんなふうにして咲くとは知らなかった・・。

 

 

モクレンの花を真上から見たのも初めてだ。

 

 

本日の・・

カメキチ君。
無事にコールドスリープからさめました。

冬眠前より大きくなった・・はずはないんだけど、
カメフードを噛まないで丸のみするようになった。
やっぱり大きくなったのかな?

 

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