Let me attach my eyes to your mind!
硝子という名の静けさ
渡り渡る透明な煙の掛かる地平に
僕は僕であることを思い出し
ひとまずカトマンズに佇むことを選ぶ
袖を冷やして掲げるわれわれの国旗が
翻る鳴き声は、つとに
交通する思想の形振りを具象化して
赤信号を点灯させる。
Here comes the sun!
ゆっくり顔をもたげる天の天狗の
紅潮した顔の . . . 本文を読む
夢がさ
幸先を連れてきて
雨傘咲いた秋空を思う
ロックを
鳴らして
叫んだ夜も
あれは偏に
君への愛
連結したあかつきの
寒さをしのいだ長月の
ロンリーナイトを照らすなら
僕らが何を望むかなんて
もう分かるでしょ
お月様 . . . 本文を読む
色とりどりの腕時計 は
ふるさとの皆の未来を刻む
「対等な関係を!」と、旅人たちへ
喧伝する!
今なら言える
今なら飛び立てる
そんな未来予想図を
気仙沼は
持ち得ている
語れ 語れ 波間に歌え!
あられもない現実を
うたかたに浸して
夢色に変えてしまえ!
ここに住む人と
ここを訪れる人は
面白いくらいに
対等だ…
人生が交わる場所 としての誇り
そして、存在意義を
語れ 語れ 波 . . . 本文を読む
心が君を呼んでいる
確かに
北極から 南極から
雪原を越えて
砂漠を越えて
二回ばかり点滅した夢の跡を追いかけてたら
寒い真冬のさなかでだって
そこで君と笑える気がする
だからこの心が君を呼んでいる
雪山を越えて
野山を越えて . . . 本文を読む
永遠の美しさを保証する詩なんて
あるだろうか?
暗黒の暗号を連れ出して
つれない解答誘い出して
そぼ降る髪のような淡い線と
か細い君のオレンジに伸びる身体は
僕の心臓の鼓動を早める . . . 本文を読む
広がる菱形の慕情
永久に揺らぐアイデンティティの湖畔で
風は当て所なく吹く
自らを消費しない人生は有り得ない
青く伸びた僕の青い時代の思い出は
いつだってあなたの瞼を過ぎる前髪を濡らして
月をはんぶんこに解体して
ただ萌える意志に捧ぐ . . . 本文を読む
人間如何様に生きたとて
矛盾を遁れることはできぬもの
であるならば
優しく矛盾と
戯れよう
らーらら
ラーメン
一杯の幸福と
ともに生きて
やわらかに死のう
人間如何様に生きたとて
矛盾から遁れること能わず
されば優しく柔らかく
矛盾を朋として走り抜こう . . . 本文を読む
無限の優しさを
歓喜の谷間で思い知るだろうか?
それは6月の雨の中で知るか?
延々と打ち上がる花火のように華やかに
ワタシは実は無限を知っている
ひたすら温和で穏やかな真理に触れているみたいに
生まれたときから絶えることのなかった愛に包まれるような感覚から . . . 本文を読む
れっとろれとる
メープルたらりと
真っ白な肌に垂らすように
食パン大臣は
モーニングを楽しむ
これで、安心
ということもなく
音もなく
日常は
とたんにその顔色を変えてしまう
そんな透明な恐怖を前に
ワタシはひとり踊る
ただ
できるならもうひとり別の誰かと
ワルツを踊りたいな . . . 本文を読む
私は真にこの人生を愛おしむために
私は私のいのちのやりとりを死ぬほど
徹底したいと思う
終わらない歌
悲しい夢
しがない朝
コーヒークリームを延ばす日曜の手が
あなたの白く光るその手
私は私の人生を真に楽しむために
この一刻の苦しみを苦しみぬこうと思う
それは終わらない歌
悲しい朝と
しがないメロディー
雨が降らない眩しい午後に
希望のかがやく音色に溺れた
. . . 本文を読む
俺は俺らしく「バカ」であるほかない
ほっかほっかのバカたりたい
月は
ひそかに
笑って居る
僕には
あと何回の夏が残されているのだろう
少し利口になって考えてみれば
その数の少なさに目を見張るだろう!
. . . 本文を読む