昨日、地元のハコモノで映画フェスタをやっていたので、幸運にも無料で、わりかし最近公開になったばかりの映画、2作品を観てきた。
『日日是好日』と『翔んで埼玉』の2つである。時間の都合上、この2つを観てきたのだが、同時にこの2つが最もメインで見たい作品だった。
結果、どちらも見れたことで満足している。
この映画祭、復興応援ということで開催されているということ、ロビーで無料の飲料も配っているということも . . . 本文を読む
まだ私には見えません
明日が
私の行く末が
まだ何も見えないという先見の明を振りかざすことしか今の私にはできないです
まだ私には見えません
今日が
本来在るべき自身の姿が
いつか閉じゆく世界を拓こうとする意志を諦めないように
そう見えません
これまで積み重ねてきた過ちも
まだ振り返るにあり余る過去を抱えたまま生きています
見えるように
だから見えるように
朝になればしづかに瞳を開くのです . . . 本文を読む
汚れて生きるのを是としたこともあった
滞った血流のギスギスした音に身悶えたこともあった
明けない夜の隙間で溜め息を漏らしたのは閉塞した心持ちでパソコンと相対する高校生
平穏な日々から徐々に離れて行って
手に入れたのは虚しさだけ
嘘を嘘で匿って
凍えた心で社会(よ)を恨む
この手で掴めなかった希望を
今度こそ掴むんだって言って、握力を鍛える
そうだろ? 些細な筋繊維の抵抗こそ、この世に立脚す . . . 本文を読む
ああ海
君と聞いたあの海
青い泣き声が聞こえたら
まっすぐ君へ想いを馳せよう
青さが煙る僕らの明日も
白波の上で砕ける泡沫のように
散りゆくのか?
自問する青春は、成熟とはほど遠い
それでもただ、ただ君と聞いた波の音は未来の涙と手を結ぶ
それは別れの涙か? それは喜びの涙か? 今はまだ知ることはない
それでいい それでいい
君との短く長い逢瀬は
白波と白波の調べのように他愛もない . . . 本文を読む
ここに愚劣極まれり
何とも思わず通り過ぎる不感症の際限ない愚かさよ
繊細な在り方の成れの果ては
この世を憂う隠れた紳士
その不感症と
その繊細症とを
取り結ぶ我を思う
私は傍観者になりたくない
傍観者とは実は最も狡い、暴漢者ではないのかと。
理解されない真っ直ぐさと
理解されやすい安直さと
その雲泥の差をなくしていくのが
私に課された仕事だと。 . . . 本文を読む