寂しい世だ
道理が通らぬ世の中なんて
哀れ迷妄に囚われた人々
冬の寒い日に
ストーブの温かさを絶やすことなくいれることに感謝はすれど
まだ周りを取り囲む人々に見つけてもらえない苦しさが伝わってくる
か
誰よりも悪戦苦闘し
誰よりも思考を尽くして
誰よりも理論を理論のままで終わらせようとしない人
それを我が師とすることに何のためらいも感じていない
師は嘆いている
師は絶望している
死は今すぐ目の前 . . . 本文を読む
お前の前に居たものは誰だ
前世紀までの確執を一気に退ける強者の登場だ
俺の前に居るのは叔父だ
叔父しかいない
叔父なのだ
絶対的強者の登場
お待ちかね
世の人々すべてが待ち望んでいた強者は
俺にとって昨日までの敵だった
もっとも毛嫌いしていたあの人が
今は僕の師だ
こんな展開はあるのだろうか
まさか としか言いようがない
しかし絶対的強者である叔父は
誰よりも雲のように霞みそうな息を漏 . . . 本文を読む
君に会えない時間が
僕に詩を書かせる
伝わらないかもしれないけど
伝わる熱量があるかもしれないけど
ただこの心のうちをさらけ出したい
語りたい欲にかられちまってただ書いている
これじゃあマスを書くのとどう違うんだって言われちゃうけど
人前でこれくらいできなくっちゃあ表現者たるもんやってけないっしょ
文句あるやつぁ、出てきやがれ
裸足のビーナス愛でてやる . . . 本文を読む
僕ほど馬鹿だった者はいない
それに気づくだけでも少しは意味のある one night
君がいなきゃ今日という日も終わんない
君の名前呼ぶとすぐさまサンライズ
たまに流れる夜半の穏やかなララバイ
気にしないであの子のつれない素振りも引っかかってちゃザマぁない!
腰振る夜に
星降る夜の
静かな気配に
耳を澄ます
ほら
耳を澄ます . . . 本文を読む
会えない時が
二人の距離を縮めてく
鼓動が遠く響いてくるように
離れた夜も熱く二人想い合う
途切れ途切れの返信に惑わされる
僕と君のラブゲーム
愛想尽かさないで
尽きない話題で
夜を語り明かして
二人重ねた韻律(ライム)
ライムのように甘酸っぱい
. . . 本文を読む
東京の冬は意外と寒い
ごちゃごちゃしとるなか
あっつい肉まん頬張ってみる
渋谷から井の頭線に乗って吉祥寺まで帰るから
迎えに来てほしい
明るい
夜が明るい
明るすぎるほど明るいのだ . . . 本文を読む