水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

無用の独り言

2015年02月26日 01時34分57秒 | 詩編
 「困難」を経ない「安息」は、空しい。  「偽物」を知らない「真実」は、胡散臭い。  「苦さ」を含まない「味わい」は、栄養が無い。  「苦々し」い現実を知らない「幸福」は、味気ない。  「間違」いを知らない「正し」さは、現実的成功をもたらすことはない。  「不安」のない「安心」は、偽物である。  「感情」に惑わされない「理性」も、詰まらない。  「試練」のない「人生」も、これまた意味を持たない。 . . . 本文を読む

とある苦い人生

2015年02月26日 01時33分59秒 | 詩編
 「目的」のない旅は辛い  「目標」のないトレーニングも辛い  「想定」のない日常も生き辛い    あるのは「不確かさ」  僕ら二文にも値しない「陳腐な不安」を手に  知りもしない「明日」のことで思い悩む  そんな「不安定」な存在  ありふれた懊悩に左右される弱々しい存在  それでいいのか?  唖々、悲しき流浪者たちよ  「安息」を求めよ  日々の怠惰に溺れるのはもう止そう  予想できない明日へ . . . 本文を読む

天才論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

2015年02月26日 01時33分01秒 | 詩編
         Ⅰ  天才になることは、「目的」ではない。  それは、「何気ない日常を継続させるがため」の「手段」である。  それゆえ、ある個人が「天才」であることが、周囲の人々たちによって求められるのである。          Ⅱ  たとえば、「天才」が、「この世界の枠組みの外に、一人で勝手に出て行ってしまった場合」、悲しい哉、誰も彼を「認識し」ないだろう。「理解の世界の外側」へ飛び出す . . . 本文を読む

明滅する嘘

2015年02月21日 20時15分13秒 | 詩編
 きっと嘘が雪になるとき  君との今日の証を地上に残すことになるだろう    そうだ  喪失を超えて 人間は いつの時代でも  足掻いている     すべてを手に入れることはできなくとも  この「痛み」がほんとうの生きたことの証  さあ、明日はどんな明日になるだろう? . . . 本文を読む

儚い疑問

2015年02月20日 21時39分14秒 | 詩編
 何かが見える  移動するわれらがタマシイ    果たして  最初から見抜かれてしまうようなインボウを  企てるやつらなどいるのだろうか?    極めて疑問だ  僕の人生が、何者かのインボウによって規定されているとして  何の恐怖を持つ必要があろう? . . . 本文を読む

おわかれ

2015年02月20日 21時00分33秒 | 詩編
 総じて、色んなものを見すぎてしまった。  もう、お別れなのか?  僕の目からは涙が溢れてやまないよ。  世界とのくちづけをしそびれて  僕の痺れた手足が雲に埋め込まれているよ  嗚!浅い眠りの後の赤ワイン  僕の愚かさはアオく染まって空へ昇るよ  掴みどころのない意志を胸に抱けば  あいつも笑っているよ  笑っているよ 大きな口を開けて  終わってんな  こんな僕の日記みたいな吐露をしたって . . . 本文を読む

踊るメロディー

2015年02月20日 20時59分56秒 | 詩編
 単純に  氷のメロディーが  欲しいなら  言えばいいじゃん  神様に  遠くで  耳鳴りが  海原を越えて  轟いているが  僕は今目の前のことで  頭がいっぱいだ  さあ  朝がやってきて  とうとう僕は血を流してしまった  明日は来るのか?  ライオンに訊いても分かりません! . . . 本文を読む

風に乗って

2015年02月20日 20時57分30秒 | 詩編
 一致しない  満悦しない  教授しない  そんななかに  答えはある  楽観的  主観的  客観的  味わいは  きっとそれらのなかに在る  夢みたい  風みたい  君みたい  そんななかに  時は存在する . . . 本文を読む

神様の存在

2015年02月20日 19時16分13秒 | 詩編
 何も奪われることなどなかった  神様から必要なものはすべてもらえた  失ったと思われた宝ものたちは  彼岸へ逝かずとも  手に入る真実だった  走り抜けて  荒野を越えれば  目の前に広がるのは  緑に満ちた  楽園だった  たった 少しの勇気で  人は  何でも手に入れることが  できるのだと  判明した 三月だった . . . 本文を読む

哲学的自己実現の達成について

2015年02月15日 23時43分56秒 | 詩編
 「あらゆる弱さを内包した真の強さ」を獲得すること、それが「哲学」の主な「目標」である。つまり、哲学的な営みは、それを得るための過程である、と。それは、おそらく一生の課題だ。  われわれは世界に生まれ落ちた時、それを得るがために、人生の方向付けを神様によって告げられるのだ。  言うまでもなく、楽園から追放された僕らは、ともすれば憂鬱になりがちなこの世界のなかで、敢えて「楽し」く生きていくことを選ん . . . 本文を読む

自由通達

2015年02月15日 01時14分41秒 | 詩編
 「何をしてもいい!」と言われると  何も出来なくなるよね?    「自由」ってそんなもの  僕らはないものねだりを繰り返すだけだから  「自由」が手に入ったら  途端にそれを投げ捨てる行為に及ぶ  「自由」なんて  僕らを縛るだけさ    逆に紐できつく縛られたら  却って「自由」の炎が精神の中で燃え盛るのでしょうね?  . . . 本文を読む