水を撒いたら
「孤独」が芽を出してきた
神様になった気分で
太陽の光の恩恵を受けていたら
忘れられない思い出が
その「孤独」とシンクロして
ぐんぐんと生長して
僕の目の高さまで伸びてきてしまった . . . 本文を読む
今目の前に在るのは
母なる海
この大地から
宇宙へと逃げ出すことは
けしてない
逞しい海
そこへ降り注ぐのは
静かな真夏の陽光
淡い恋を
遂にはして終うだろう
ゆらゆら揺らめく
天然のスクリーンに魅せられて
青の神秘に引き寄せられて
藍の真実も芽を出すだろう
僕の心の深い処で . . . 本文を読む
僕ら「孤独」を味わう
「孤高」の旅人
人は誰もが
先駆者であり
僕らは
いつもはじめての
経験をする
驚きや
慄きに溢れた
日常を過ごし
息を弾ませ
出会いを享受する
どこか「孤独」な僕らの旅は
十人十色
何にも
問題の無い人生なんて
味わいのない
料理と同じさ . . . 本文を読む
裁きに関しては、およそ3つの目的があると思われる。まずは、「諸悪の根絶」、次に、「善行の促進」、そして、「悪事を容赦し、水に流すこと」と、言えるのではなかろうか?
人が人を裁くことは根本矛盾を抱えている。だが、たとえそうだとしても、人間が社会的生活を快適に過ごそうと思えば、その矛盾を孕ませたまま、諸々のことを棚に上げて、とりあえず「悪人」を裁かなければ、人々は平穏な生活など送ってられないことに . . . 本文を読む
理屈なんかじゃ何も解決しない
理屈はひとりのためにあるものなのか?
理屈を並べるのに何かしらの理由はあるのか…
私は釈然としない
答えなんてどこにも見当たらないような気がして
理屈は本当に必要なのか?
理屈だけじゃ人は救えない
理屈は役に立たない
理屈はどこまでいっても事実の後付けにしかならない
理屈じゃとらえられない世界で常に僕らは遊ぶ
理屈は本当に僕らのためにあるの? . . . 本文を読む
すべてを失っても
萌える麗しき生命が在る
どんだけハズレクジを引いても
当たる夢のようなくじ引きが有る
何も語らずとも
自ずと語られる不思議な説法がある
嘘だと思ったら、
見つめてご覧!
水の流れのなかに
答えはいつも宿っているから…… . . . 本文を読む
混沌を
ココロの底から欲すれば
僕は一瞬にして鬼にも
家畜にでも成ってしまう
落ちぶれた真っ黒な僕の欲望は
今にも地獄の淵から甦って
未来の石版にガッチリと爪痕を付けそうだ
僕らは
実のところ
混沌を望んでいて
そう簡単に丸くなるほど
大人しくない
. . . 本文を読む
終わらない欲望を
繰り返される陳腐な歌にして
静かに暮れ行く今日
何にもなくても
君がいて
夕焼け色のコーヒーに
切なさを混ぜて
一気に飲み干す
飾らない言葉で
土手を飾って
意味を放棄した君の手元に
ささやかに嘘を重ねて
ありふれた水の音を
僕は今日だって慎ましやかに聴いている
. . . 本文を読む
水の泡へ姿を変えて
白い邪念は鬼たちの餌となる
流れ流れて妄想は
溢れる珈琲牛乳の
溢れたテーブルで
またも復活をする
渋くなった意識を
魂の奥底へ押し込めば
にっくき思い出たちをゴミ箱へ投げ込む . . . 本文を読む
触れた瞬間に発生する衝撃に
僕は不敵な笑みをこぼし
6秒前のどよめきに
キスをする
忘れかけていた日々の蒙昧に
腐爛した卵を投げつけて
意味を粉々に破砕した
旅から帰ってきた男は
真っ白な歯で
現実を豪快に噛み砕き
連れ合いの腕をぐわしと掴んで
海のなかへ沈潜していった
. . . 本文を読む
真っ黒に染まったコロニーの
入口に佇む長髪の美少女
滅び去ろうとしている国を
たったひとりで守るつもりか?
記憶の空白に吹き渡っている風に
少女の虚ろな瞳は余りに眩しい
涙一つさえ流しやしない . . . 本文を読む
「現象学的還元」を達成したような思いに駆られる。
それで、何か見えただろうか?そう、目の前に透明な真理が見えた。
でも、彩りはまったくと言っていいほど見当たらなかった。
空即是色 色即是空
浮き世には色が、やはり必要だ。
目で見たものを感じなければ、全うな人間ではない。
感覚器官を活用しなければ、人間は精神世界が豊かでなくなる。
明らかに、パトスを伴った行動の方が、現実的に意味も持 . . . 本文を読む
戦争をなくした状態が、「平和」じゃないという論理。
だとしても、「戦争」が起きている現実を鑑みるに、できるだけ穏やかな日々を……と願うのは、理に反したことだとは思えない。
ただ、「戦争」に類する、(人と人が殺生しあわない)熱中できることをそれぞれの人が見つけることができれば「理想」だと思う。ただ、「理想論」になってしまうことを避けるのは非常に難しいのだが。でも、僕らは、それこそ、ニ . . . 本文を読む