詩を詩として書くことの気持ち悪さに襲われる
詩はどうして詩になったのか
その大元を忘れた詩は詩なんて呼んでいいものではない
詩を書くって、誰に読んでもらいたくて詩を書くの?
誰に向かってか分からないけど、なんとなく書きたくて書くの?
書くことの意義を知らず書くことに何の意義があるの?
書くことが書くことに収まらず 書くことからはみ出し続ける詩がやっと詩として
その前に一つの言葉として、旅立つ
ゆっくり 進んだ 秋の落ち葉も踏みしだかれる午後に
僕は激情の迸る感情の高速道を走り抜けた
感情の寄り道
草花の咲くのを 花が薫るのを意識するように
感情の寄り道を思い描いている
詩が詩として花を咲かせるには
あまりに種が少なすぎる
詩はあまりに素直なカオスの表現方法であり過ぎる
もっとコスモスになったものでなければ他人様に見せられたもんじゃない
理解を得られるように投げた言葉でなければ
相手もキャッチしようがない
詩はかたちを保持することが第一なのではない
その心を謳うことが第一なのだ
それならば
それならば
相手に開かれた言葉の 嘘のない言葉の咲く庭
それが詩の書かれる原稿用紙の姿であってほしい
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