水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

清風小唄

2017年07月10日 04時40分35秒 | 詩編
間違いを重ねて 大人になった自分に自問する 風には、成れた? お前の精神は、明日空気に放たれる 震えながら、あなたを想って空気を すべての色で、満たすなら… お前は、風に成れたと言える! ただ遊び、ただうなだれた青い日々を 思い出しながら、走りつづけるんだ そんな拙い本気を、僕らは待っている 君の名を呼びながら… . . . 本文を読む

生きているということ

2017年07月10日 04時25分58秒 | 詩編
お前はほんとに生きたのか? まだ死んでも居ないっていうのに、 分かったようなことを、言うんじゃないよ! 叫べば、春の午後 とりとめもない明日を歌った さ ありふれたはずの風景を 目を擦ってもう一度見たら 君がいつの間にか視界に入り込んで居た 楽観ばかりで腹は満たせないけど、 悲観の火で熱せられた薬缶ってやつは、 有り得ないほど僕と君の関係にジェラシーを沸かしてる そんな、朝 光がベッドにその . . . 本文を読む

夢流れ落ちて約束を

2017年07月09日 21時51分14秒 | 震災詩篇
とりとめもない愛なんてもんも あるんじゃないかと 疑ってやまない… あ、焼き鳥とってんじゃねえよ! 俺のだろ!?☆ 何に怒っているのか。 隠したままのかわいいこんにゃく! 今夜、味噌つけて喰ってやるからね! (こんにゃく~)(こんにゃく~)(こんやく~)ってのは、遠野の話だっけ? ラビットの笑う衛星で ラッキーを拾い集める男子に出会った あいつ今でも元気だろうか? 金輪際語らぬと、腹に . . . 本文を読む

唐突な朝

2017年07月06日 07時28分52秒 | 詩編
街を縫って 間違いを探して 只の勘違いに辿り着いて 繁華街の揺らめきに寄り添って 僕は余りにも愚かな アイデアを片手に 都会の真っ只中を 駆け抜ける 真っ青な欲望を かき分けて 辿り着くのは 常に この朝だ . . . 本文を読む

楽しく確かに語らう夕(ラフドラフト)

2017年07月06日 01時04分57秒 | 詩編
広がる都会の騒めきに転がる僕らの後姿には、羽 退屈を並べたショーケースに触れるのは君のか細い、手 流行を追って、崖から飛び降りた悲劇的愚者の結末を想えよ! 六角の建造物の叡智を知って、君は廻るか? 不埒に散ったあなたと僕の馨しい理想も 最終地点へと辿り着いた模様で 荘厳に流れるアリアの居眠りを超える . . . 本文を読む

リップサービスの真夜中

2017年07月05日 01時24分13秒 | 詩編
世界は満たされない故に 満ちている、数多の間違いで 街中で躓く奇跡を、見過ごさないで ラッキーな涼風が、コンクリートを滑るから 僕らは見える、駆け出した透明な生命の高鳴りが… 夏に開け放たれたコークの警句を、問い直して 明ける夜の鈍臭さを呪って、サイダーに恋する季節を越えて 僕ら、繋がるんだ、明日と昨日のアスファルトを蹴って 夢は、甦る! 忽然と取り合う、誰かの手と手の質感を . . . 本文を読む