水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

朝、見える思想

2019年08月29日 17時52分26秒 | ぽつり一言
敢えて見ない風景に 重ねたぼんやりとした思想 もしも出会うことがないならば 出会うことがないなりに 朝のあいさつ交わしましょう 夜のあいさつ交わしましょう 夢で見た穏やかな風景が見えるならば まぶたの奥で輝く太陽 自分の朝に勇気を持て . . . 本文を読む

鳴く蝉

2019年08月25日 10時12分52秒 | ぽつり一言
鳴く蝉の背中に伝う汗 昼間はミーンミン 夕方はカナカナ ひぐらしの背中に伝う汗を 僕は愛しく攫っていく 今年の夏もいっぱい鳴いた 僕の手の中で震えるように鳴いていた カナカナカナ…… いつまでもそんな鳴き声で 1日の終わりを奏でて欲しい . . . 本文を読む

真理

2019年08月19日 22時48分57秒 | ぽつり一言
真の道は目の前に 考えることを通して現れる簡明な道 ただ一歩一歩たどることでしかたどり着けない場所 そこへ続く遥かなる道は 踏みしめられることを願っている 人間の生きる理由は きっとずっとずっと切実で 遠く遥か宇宙で僕らの達成は叶うのかもしれず 単なる個人がただの個人にとどまらず 集団に利するときはじめてその個人も潤う . . . 本文を読む

夏、君、甘い砂

2019年08月18日 18時50分11秒 | ぽつり一言
夏、パンツ、砂 相も変わらず君が恋しい 意味不明な鼻唄で、君に笑われて 千年先まで語り継がれる セピア色の夏を今一度 言葉は海の波のよう 君に囁く枕元で ただそれは打ち寄せては消える 今一瞬積み重ねた思い出は 髪に揺れる 神の措定などどうでも良く 目の前の事実を積み重ねるだけで今が生きる 君と過ごす夏の合間 君との昼の思い出は かき氷と共に夜へと溶ける より一層深い闇へ 君となら潜ってもいい . . . 本文を読む

天から降る光のごとく

2019年08月15日 19時03分46秒 | 今日、書いた詩
心からの恵を君に 今流れる川の中から遊び泳ぐ愛しい人の姿を認める 中身のない人はもう黄昏に佇む亡骸 阿呆の奏でるリズムに乗って黄泉へと向かうばかり ならばまだ ならばまだその前に 君との歩みを歩みたい 未だに覚めぬ夢のなか モジモジした文字に行く手を遮られた僕は迷っていた 最後のページに書かれた言葉はかくも儚い 「有意つらつらと浮かぶ浮き世に、理解の灯火立てよ今、熱い逢瀬のながらえる間に立 . . . 本文を読む