水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

絶望賛歌

2011年01月03日 20時58分43秒 | 詩編
自信はない
絶望が私の心の輪郭を染める

絶望よ
私は君と共に地平の向こうまで歩こう
野に這いつくばる愚かな絶望よ

それでも
要らぬ自信は捨てたまえ
絶望で彩られるべき我が人生が
誇り高く迎えられる

絶望
嘔吐
吐き気

よく分からぬ
差し迫る絶望

自信を捨て
絶望を手中に収めた我が仲間たちよ
共に行こう
自信が生まれることなど毛頭ない
それで絶望を丁寧に保管する
それでいい

2 コメント

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mixiありがとうございます (小熊)
2011-10-24 06:50:28
ずぶ濡れた中からしか、乾いた空気は流れてこない
ドロ沼にはまらなきゃ、本当にきれいな物は見ることができない

絶望の淵っていうけれど、淵じゃないんですね。絶望の真ん中で何を叫ぶか?何を現すか?

 そんなことを、遊人さんの詩を読みながら、つらつら考えました。

 自分のブログ個人誌『喉』でリンクさせてくださいね。
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Re:mixiありがとうございます (chidayujin)
2017-03-03 12:29:49
今更ながら、絶望の中の希望、渇きを経ての潤い、後ろを振り返った末の覚悟の前進など諸々を理解しました。
また、コメントお待ちしています。
これからも自由きままな私に懲りずに、お付き合いくださいまし。
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