水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

夜行者

2021年09月13日 23時08分23秒 | 詩編

ひとつ 光が

線の上 ゆっくり伝って 落ちていく

水を飲むように 未来の首元を撫でた

明日が絡まって走れない僕の姿を君は笑って見てた

そんなもんだよな そんなもんだ

俺はおかしいピエロ

 

愛の名を呼ぶ時が来たら

きっと朝がゆっくりやってくるときだ

朝が来ない夜を抜けて

君の手を掴みに行くよ

 

キラキラ 光るPCの画面を

貫いて伸ばされる手は世界の反対側まで届く

 

僕は君の世界へアクセスする夜ごとのオルゴールの音色を追いかけるよ

夢はソフトに僕らのおとぎ話を殺し ささやかな眠りへいざなう

ぜったいに夜の傍観者になんてなってやるか


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