解けない
謎は
まだまだたくさんある
そんな
事実は
何度も
聞いた
僕は
とことん
探してみたけど
唯一の
正解なんて
何処にも
無かった
無かった
ことが
救いだったのかもしれない
そもそも
僕らにとって
唯一なんて
あるのだろうか?
僕という人間は
一瞬で
さっきまでとは
何かが異なる人間に成り変ってしまう
結局
昨日 . . . 本文を読む
こんなに優しい夜風は
あの彼岸から吹いてくる
僕が目を閉じた夜に
記憶を舞い戻させるように
ひゅーるひゅーると吹く風
たくましくあれ!
根気強くあれ!
開き直ってみろ! とでも
言うように . . . 本文を読む
ヒネクレ者の
独り善がりな詩を詠おう
秋の静かな昼下がり
秋桜(コスモス)のあくびに耳を澄ましながら
高らかに
天高く
ビル咲う街
遠くの景色を視に
厳しめの現実を手懐けて
光る明日の欠片を
拾い集めて、進もう
舞い落ちる切なさを想って . . . 本文を読む
遠く 遠く
霞むほどの距離に
天国の入口はあるのだと
わずかな予感が
脳裏をよぎる
叫べば
届くだろうか?
否、まだ早い
あなたの声が届くのは、時期尚早さ
あの悲しみを超えなければ明日はない!
孤独の「哀しみ」を味わって
絶望の「甘さ」を吸い上げて
悲しみの「風味」をかぎ取って
雪の「白さ」を観察して
愛の「温かさ」を確認して
きっと、結末は、ずっとその先の向こ . . . 本文を読む
海が
広がる
角膜を押し広げて
永遠を
謳いながら
永久の祈りを
捧げましょう
貴女とふたり
生命を分け合って
広い世界へ出掛けましょう
海を見て
森を抜け
山を越えて
一緒に戯れあって
月を共に見上げましょう
. . . 本文を読む
神聖なモノモノとの
連続的な出会いをもとに
僕は日常に不思議の種を
蒔く男
川が異世界の山麓を源とするかのように
怪しくドロドロと流れていく様を
僕は一刀両断して
流れる妄想を切ろうとして
それでも連綿と続く妄想に
嫌悪感を覚えて刀を仕舞い
滔々と流れる時間に希望を
はめ込みうつらうつらと踊る . . . 本文を読む