いつの間にか駆け出していた僕らの世界 抽象の湖面に刻んだ遥かな願い思いは波紋のように世界に広がり今日私は私になりますそうして私になることの繰り返しタンゴを踊ってすかさず単語を覚え田んぼを超えるああ自由の夕暮れが僕を切り取る 素敵なイメージ あのグレーが僕のなかに透き通るラッキーカラーを覚えないまま まぶたを閉じて 宇宙の彼方にイメージする夢は雪山の凍土のように 心の地中にいつまでも埋めるように地平 . . . 本文を読む
明日あなたに会ったら何を言おうか午後のありふれたティータイム探していた言葉は紅茶に溶け出した何も浮かべない紅茶の液体と空間の境界線に踊る熱量喉元過ぎれば忘れる痛み?いやいやあなたと過ごす午後の痛み 共に味わいたいでもそのうちそれも砂糖に紛れて柔らかくなるよ . . . 本文を読む
トゥキディデスが
築地に居ます
ああ何を今さら、
韻とダジャレの違いが分からなくなって
格好がつくのとつかないのの中間に居る我はまだ
意味伝達の素人だ
日々練達の繰り返しの
成果はいまだ闇の中
遠く宇宙の黒の向こう
もう一つの光に出会うまで
とりあえずやめられない
自己模索
世界は今だ
朝ぼらけ
雁も往き来ぬ
心象風景
調整未遂の我は忽ち
街の中
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アサシンで
朝死んだ
男前って
誰だっけ?
磯野カツオの振りした
かつおのふりかけ掛けた母親
今いずこ?
さっぽろで一番食べられた
サッポロ一番は何だろう?
さあ知らんねと言われるところが関の山だと知ってても……
登るのだけはやめられない(笑) . . . 本文を読む
チョコっと
話しを聞いてくれよ
言いたいことは
月夜の晩に
いつも黙って
置いてきた
別に
意思は
月に届けたいわけじゃない
どちらかと言えば
君に届けたいんだ
今夜 君に上げたいのが
コーヒーかチョコか忘れたよ……。
君はいつもコーヒーにこだわりはなかった。
僕は、その点、いつも味を気にしていた。
この詩が
チョコからコーヒーに変わったように
手に . . . 本文を読む
荒くれ
金くれ
夕暮れ時
ボンクラ
枕の
鎌倉に
麻原
浅はか
朝まだか?
狸踊りの
腹音に
乗せて届ける
阿弥陀仏
ブツブツ交換したいなら
心身尽くして
言葉を磨け!
荒んだ心
さえずる男
まさぐる音を
聴くだけ野暮か?
長いだけの校長先生の話を聴かないように
誰がお経を聴くだろう? . . . 本文を読む
あの空
どれ程の青を抱えているのだろう?
ため息の 青
刺さる 青
育たない 青
見限る 青
眠らない 青
また 会おう
それが叶わない世界も当たり前
青さにからかわれた僕たちは
あくびをするのも忘れて
バタバタしていた……。
たまには、自らの気持ちを
あの空へ明け渡してみないか?
始まりはいつもこの手のひらからだって
あの遠い宇宙も
いつも . . . 本文を読む