水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

青く たゆたう 君の感性

2017年06月27日 19時12分46秒 | 震災詩篇
淡い  青い  僕の妄想が駆ける 空を追い越すように  羽ばたく黒い影も 画面の向こあうで笑う君と僕のコミュ障に 気づいた素振りで 目に涙を浮かべた あの日 なぜ波が 襲ってきたのか あれは無意味のもう耐えられずに溢れたことではなかったか 虚無感の襲来とも 殺人は 主体が自然そのものであっても 僕らがその事態に悔恨の念を抱くのは免れない ただしかし その見知らぬ黒幕の強さには われわれの小賢 . . . 本文を読む

夢、から揚がる意味を放つ

2017年06月22日 15時16分58秒 | 震災詩篇
透明な欲望を 持て余す僕の切なさを切り売りして拓ける地平 壁への衝突を引き金に もたらされた成功を 腕に目いっぱいの負担をかけて 持ち上げる日々を過ごす 甘酸っぱい妄想の 生まれた源には 朗らかに笑う母がいて 僕は笑いかえす 「すべての意味を、今、僕のなかに満ちる透明な欲望で燃やしてやる!」と。 . . . 本文を読む

雪降るふる里

2017年06月19日 21時04分37秒 | 震災詩篇
君は 螺旋を描いて 落ちてくる ゴールはどこ? って落ちてくる。 世界が揺れたとき 訪れた悲しさも 罪深く天が広がった挙げ句に 堕ちた天使と何も変わらない よくまあ、掌を真反対にしたもんだ 僕らの信念はヤワなもんなんだろうか? . . . 本文を読む

時遅くして、陽炎は立つ

2017年06月19日 15時14分15秒 | 詩編
金輪際語らぬと決めた、はずの 物語を再び語り始めた僕は 含みを持たせて、理解の断崖を海から眺めて、貴重な余暇を使い果たした。 心の余白をかき鳴らす この性を、僕はいつだって持て余してる。 いつの間にやら起きた事象は 不意に僕の運命を組み替えた 列島を覆い尽くした 劣等感を追い払うべく 瞬きをして、走り出すのです、この広原を意味もなく! 用件を済ませぬうちに 持ち場を離れるなんて まず有り . . . 本文を読む

世界三大僕

2017年06月19日 12時25分04秒 | 詩編
大体ねー、 苦悩はこの人生への意味付けのためにあるんだよー だから、無駄なことはないって、堂々と言えるんだよ。 暗く辛い道は、ただ辛く暗いわけじゃないってことだ 僕は、世界に三人いる、正直な話。 無限に放り出される美意識と自意識と、審美眼が大胆に燃やされる光景を見る。 ああ、俺はアホか? 未来の焼却炉へ、逃げ込むガラクタの 情けない絶叫が、僕の耳をもてあそぶんだよ! . . . 本文を読む

引くに引けぬ闘争

2017年06月18日 08時10分52秒 | 中途詩篇
楽観ばかりが、異議を唱える黄昏に 僕はまったく新しいアイデアを小脇に抱えて、疾走する、あ、速くね、駆けるってことね。愛の理想は、ことごとく悪魔的だけど…、そんなん過去何千年と繰り返し刷り込まれてきた普遍的事実やし!椰子の木は、忌の際を泳いで、漂って、今、君の波打ち際へ迷いに迷って、あみだくじさながら漂着するようだ。 . . . 本文を読む

大人に至る道

2017年06月18日 07時57分55秒 | 中途詩篇
大人になる道を 苦虫をつぶすような顔で、考える。 夢がバクに食われるように 日々は、タブラ・ラサを盲目的に更新する 離陸する思想の強かな理想を 今晩は手と手を重ねるように ミル・フィーユする的な話で . . . 本文を読む

ロールモデル

2017年06月18日 00時58分21秒 | 詩編
ロールモデルが 、踊ってる。 会議以上に踊ってる。 オバサマキラーが唱える念仏の 奥深い中身を観察する、もしくは、スルーする。するすると、広がり出す明日の想いも、メロンのアイデンティティを宿して、あの娘の口に、ホールインワンする。 ラララ、歌ってロールモデル! 僕らの欺瞞じゃ、事足りない! 足絡ませて、至る虚空へ、垂涎の結末さえ、このままじゃ拝めない 天空事変のその向こう、透けた本堂は、 . . . 本文を読む

世界と契約するときを超えて

2017年06月17日 04時21分00秒 | 詩編
その確信を どれだけ隠したって、 意味は氷のように解けない。 君の扉に接吻する真夜中は 僕のささやかな現実に対する抵抗である 夢の垢に塗れて、何にも達することのなき日を、一体どれほど繰り返して、僕は僕を認めるのだろう? . . . 本文を読む

さ、ようなら、あ、くる日の、夕暮れに立つ

2017年06月15日 20時17分56秒 | 詩編
わ、たしは生きたい、今を そして、 I want to make your life brilliant ホールドミー、タイト このままでいたいと 何度となく 願うだろう まん丸い夕日の愛しさに くるまって、思い出す 在りし日の痛み 何もなかったあの日の思い出は 正しくかたちを得て、夕日に立つ 世界が終わったような静けさに ぼんやりと立つ僕の心持ちも 緩やかな厳しさにさらされて 明日のほら . . . 本文を読む