淡い
青い
僕の妄想が駆ける
空を追い越すように
羽ばたく黒い影も
画面の向こあうで笑う君と僕のコミュ障に
気づいた素振りで
目に涙を浮かべた
あの日
なぜ波が
襲ってきたのか
あれは無意味のもう耐えられずに溢れたことではなかったか
虚無感の襲来とも
殺人は
主体が自然そのものであっても
僕らがその事態に悔恨の念を抱くのは免れない
ただしかし
その見知らぬ黒幕の強さには
われわれの小賢 . . . 本文を読む
透明な欲望を
持て余す僕の切なさを切り売りして拓ける地平
壁への衝突を引き金に
もたらされた成功を
腕に目いっぱいの負担をかけて
持ち上げる日々を過ごす
甘酸っぱい妄想の
生まれた源には
朗らかに笑う母がいて
僕は笑いかえす
「すべての意味を、今、僕のなかに満ちる透明な欲望で燃やしてやる!」と。 . . . 本文を読む
君は
螺旋を描いて
落ちてくる
ゴールはどこ?
って落ちてくる。
世界が揺れたとき
訪れた悲しさも
罪深く天が広がった挙げ句に
堕ちた天使と何も変わらない
よくまあ、掌を真反対にしたもんだ
僕らの信念はヤワなもんなんだろうか?
. . . 本文を読む
金輪際語らぬと決めた、はずの
物語を再び語り始めた僕は
含みを持たせて、理解の断崖を海から眺めて、貴重な余暇を使い果たした。
心の余白をかき鳴らす
この性を、僕はいつだって持て余してる。
いつの間にやら起きた事象は
不意に僕の運命を組み替えた
列島を覆い尽くした
劣等感を追い払うべく
瞬きをして、走り出すのです、この広原を意味もなく!
用件を済ませぬうちに
持ち場を離れるなんて
まず有り . . . 本文を読む
大体ねー、
苦悩はこの人生への意味付けのためにあるんだよー
だから、無駄なことはないって、堂々と言えるんだよ。
暗く辛い道は、ただ辛く暗いわけじゃないってことだ
僕は、世界に三人いる、正直な話。
無限に放り出される美意識と自意識と、審美眼が大胆に燃やされる光景を見る。
ああ、俺はアホか?
未来の焼却炉へ、逃げ込むガラクタの
情けない絶叫が、僕の耳をもてあそぶんだよ!
. . . 本文を読む
凡庸な作戦に命をかけて
僕は砂州をさまよう
世界が滅ぶ前の十字架、讃美歌は
喉元を締められるように、美しい
何も手に入らなくても
満足するあまのじゃくな心で
走る青の時代はいつかの過去に . . . 本文を読む
楽観ばかりが、異議を唱える黄昏に
僕はまったく新しいアイデアを小脇に抱えて、疾走する、あ、速くね、駆けるってことね。愛の理想は、ことごとく悪魔的だけど…、そんなん過去何千年と繰り返し刷り込まれてきた普遍的事実やし!椰子の木は、忌の際を泳いで、漂って、今、君の波打ち際へ迷いに迷って、あみだくじさながら漂着するようだ。 . . . 本文を読む
大人になる道を
苦虫をつぶすような顔で、考える。
夢がバクに食われるように
日々は、タブラ・ラサを盲目的に更新する
離陸する思想の強かな理想を
今晩は手と手を重ねるように
ミル・フィーユする的な話で
. . . 本文を読む
ロールモデルが
、踊ってる。
会議以上に踊ってる。
オバサマキラーが唱える念仏の
奥深い中身を観察する、もしくは、スルーする。するすると、広がり出す明日の想いも、メロンのアイデンティティを宿して、あの娘の口に、ホールインワンする。
ラララ、歌ってロールモデル!
僕らの欺瞞じゃ、事足りない!
足絡ませて、至る虚空へ、垂涎の結末さえ、このままじゃ拝めない
天空事変のその向こう、透けた本堂は、 . . . 本文を読む
その確信を
どれだけ隠したって、
意味は氷のように解けない。
君の扉に接吻する真夜中は
僕のささやかな現実に対する抵抗である
夢の垢に塗れて、何にも達することのなき日を、一体どれほど繰り返して、僕は僕を認めるのだろう? . . . 本文を読む
わ、たしは生きたい、今を
そして、
I want to make your life brilliant
ホールドミー、タイト
このままでいたいと
何度となく
願うだろう
まん丸い夕日の愛しさに
くるまって、思い出す
在りし日の痛み
何もなかったあの日の思い出は
正しくかたちを得て、夕日に立つ
世界が終わったような静けさに
ぼんやりと立つ僕の心持ちも
緩やかな厳しさにさらされて
明日のほら . . . 本文を読む