水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

ズレていく日々

2017年01月30日 01時31分17秒 | 詩編
 なんてこった?  ズレ、そしてズレ  ズレていくことの幸福  いつまでも追いかけていたはずの理想から  少しズレる、また遠ざかる  そうしてズレていく、奇異な日常  ズレましょう。整い過ぎた事実には、誰も共感を寄せない。新たな物語も宿る隙もない。  ただただズレていくことの意義を  忘れるなかれ。  愛はこんなにも不完全だ  だから、僕らは愛を愛するのだ。  こんな未完成の僕は、未知な . . . 本文を読む

楽観の向こうで灯るゆとり…瞳を明けて

2017年01月28日 00時57分20秒 | 詩編
 時を止めて  明日を思い煩わなくても、いいように  寒空のもと、溶け合う君の笑顔と悲しみが、ワルツを鳴らしているように…  雪原の光を、夢の皮膜を透かしながら見るように  楽観も、簡単さも気取りを捨てて、未来を装飾する希望となるだろう . . . 本文を読む

狂いを以て愛する神様

2017年01月28日 00時54分19秒 | 詩編
 滝が見えてきた  惑星は、今日も忙しい  そびえ立っ山々の勇壮に  返事をしたい僕らの童心  列挙される幼い頃の希望も  刷新されるさ、明日の風に  踊りながら、遊びながら  理解の枠を軽やかに超えながら . . . 本文を読む

夢、を追いかけるなら、時には毛布に包まってホンモノの夢ってやつも見てやろう!

2017年01月28日 00時48分42秒 | 詩編
 価値を捨て去った時に  震える小指  でもね、心配は要らない  誰かが、そのために手袋を編んで呉れる  世界はそういう風にできている。  雨水に濡れて、帰った夜も  愛しい人が暖炉を用意してくれていたように  幾千の夜が、あなたの人生に襲いかかろうとも  包んでくれる温かい毛布が、ほら今日も与えられるから . . . 本文を読む

書きたい小説の備忘録としての詩

2017年01月26日 20時14分46秒 | エッセイ
僕は、正しいことから逃れるために、熱砂の上を、湿地の泥濘を、荒れ地のただ中を、この地球の半周分を、歩き続けてきたっていうのに!  その期待とは裏腹に、僕は何ものかになりつつあるんだ。  その硬直を拒否するために、僕は永遠と約束を交わして、年齢に対抗し、衰えに抵抗しながら、青さを胸に歩きつづけていく所存さ… . . . 本文を読む

見えなくなった己の闇、光は明日の鬼神となって

2017年01月24日 16時27分18秒 | 詩編
癒しのparalizer 繋げよイコライザー 止しなよいざこざ! 夢見た蠍座 麗しのシモキタ 編み出せ下ネタ 今来たばかりの 弥次喜多はマジキてる 何着てる? そっと枕元に置かれた手紙に 確かに「死ね、」と書いてある その後に「抱きしめてあげるから。」 と続いていて、連なる不遇は 透明な山波となって頭上にそそり立っている . . . 本文を読む

土管とイッパツ、鈍感なヤツに空隙の衝撃波食らわせてぇ

2017年01月24日 14時31分33秒 | 詩編
麗しい間違いの転がる道程で 待つんだ、君の快感を 計算ずくで、押し倒される愛の 乱れる微音を察知すれば 僕は、今度生むことの味気なさを いつかは知ることになるだろう この美しい苦しみから逃れる術を持たずに 僕は苛酷な現実を笑って済ませる主義だ 滝の流れ落ちる惑星で 夢を何度も腐らせて くだらねぇ手前の小芝居に構っているヒマなんて 誰にも無ぇ! 同情を買うことをやめ . . . 本文を読む

甘く光る夕日 with suger みたいな余韻

2017年01月24日 13時39分41秒 | 詩編
乱雑に散らかったペットボトルの美しさ 定式のない居間の切なさに差す西日は… 不可思議な欲望にいつしか絡め取られて 都会の高速道路のように動脈は脈打つ 誰知らぬ精神構造に 珈琲の害悪を捧げたい 広げられた夢の風呂敷の 色褪せた模様に もう終わりかけの物語を 見て 後裔へ繋ぎたい、そうしなければという思いが 生まれる . . . 本文を読む

何を忘れたって覚えておかなければいけないこと

2017年01月19日 02時25分08秒 | 詩編
僕の舞台で起こっていることは 奇跡ばかりだった これまで歩んできた道のりは すべて感動に値し また礼賛すべき道だった だからこそ未知の道のりを 歩む勇気を持てるのだ 気づくことは いつまで経っても慣れることではない なぜなら それは驚きを禁じえない現象が 引っ切り無しに現前するということだから 僕らから驚きを取り除いたら 一体どんな生活が待っているというのだろう . . . 本文を読む

未来を知らないという先見の明

2017年01月19日 02時24分05秒 | 詩編
愛を語るには 身の丈の足りない僕の口ぐせは 「何も知らない!」 だって 神様の前で知ることを競ったって 勝機は無いから 悲しみの存在意義も 僕らには知る由もないが 神様は知ってるんだよね… どうして? って問うことはいともたやすい でもね、それに自ら答えることは ヤワじゃない 世界が揺れては 生き直す僕らの稚なさは 気高い思想の一つなんだ . . . 本文を読む

ロックとは、つまり、以下の情景を指す。

2017年01月19日 02時21分50秒 | 詩編
主体とは、本能の残り香 二人で繋いだ、神聖なる電話線 追い越し車線を跨いだ、君の無邪気で 放射線状に放たれた、有限の思惑が 秋の入口で、惑っていた。 縷縷なる希望の後先を 仕舞い込んだ君の純情 電話で伝えた流麗なる詩偈の 微細なる残響を 克明に記載せよ、 静謐な騒音を立てる未知の部屋で… 延々と隊列を成す運命の駱駝たちを 漫然と見遣るその一刻を、 軽やかなステップで . . . 本文を読む

当然の迷いー燦然たる苦悩の余韻ー

2017年01月19日 02時01分59秒 | ぽつり一言
満たされない虚空を泳ぐ魚の様、僕ら 連なるメリーゴーラウンドの後方にいる安堵を感じながら その結果として不感症に陥る危険性を孕みながらも、未来を選ぶ主体でありうるのか? . . . 本文を読む

僕が騙ること、ただそれだけの放言

2017年01月19日 01時56分25秒 | 詩編
語ることを ひとまず 騙ることに 置き換える そこでは 今まで 試されてきた 数多の思想が ゴミ山の様に 打ち棄てられていて 僕は 振り返ることを辞めたくせに まだそのゴミの臭気に囲まれて 「自由」の残酷さに怯えている ああ!与えられたものは、唯絶望の他に無し ああ!だが喜びは刹那の空蝉の永遠に鳴くが如し ああ!そして悲しみの音色も夜の枕元で揺れる夢の如し . . . 本文を読む

時に

2017年01月19日 01時55分08秒 | 詩編
時に 縛られて 暫くのあいだ 放心状態にあった僕の落伍を 救出して 薄情な神様よ! 白紙に書き殴られた無形の台詞を 僕は終生、忘れずに 生きていく! mistakeを重ねて 嘆息する、カフェでの午後を 無駄に優雅に過ごす僕は 情けなく 項を垂れて 後悔するばかり 時効は 秋に切れるだろう 満、満の最期 . . . 本文を読む