大嫌いな 煙草の匂いを 懐かしむ
(龍神輩) . . . 本文を読む
自我 自我 自我
自滅 自滅 自滅
自爆 自爆 自爆
自爆の呪縛
叫べ 叫べ 叫べ
愛を 愛を 愛を
旅へ 旅へ 旅へ
要らぬ 自画自賛
教養 強要 法要
同様! 何用? アザの様
僕ら 飛躍する
この崖から
軽やかに
揚陸する
自我
自我
自我
自我
自我
. . . 本文を読む
僕は今
死んでいます
寂しい冬のなかで
死んでいます
形あるものの記憶も忘れ
うっすら死んでいます
泣き言も言えず
真っ黒な顔で
沈んでいます
何を言おうか?
何を語ろうか?
何かが背後から忍び寄るのが分かる!
誘惑と
困惑が混ざり合う
今年の雪は
果敢なく
僕らの知らない
あちら側の世界へと
融けて逝ってしまいそうだ . . . 本文を読む
僕らは、日常からはみ出た異質なものを、芸術と呼ぶことがままある。
世界をどういう切り口で他人に見せるのか?そこに、芸術の本質がある。決して、日常性を失わせてしまうものを、「芸術」と呼ぶのではない。ただ、日常から連続的に導かれた異世界へと人を誘う、その神的な働きを為すものを芸術と呼びたい。そのような定義付けは「ハレ」と「ケ」に近いものがあるだろう。日常というものがなければ、非日常を過ごすことはで . . . 本文を読む
存在のよすがを
揺るがすような
煙が向こうから
ふぅわりと流れてくる
僕は
怖々と深呼吸をし
その不穏な気流を
丸ごと肺のなかへ
押しやった
消えることのない
不安
それは
暗闇で揺れる炎
誰かの吐息で
すぐにでも
かき消されてしまいそうな
それ . . . 本文を読む
哲学上、最も解答を提示するのに困難を伴う命題は、「正義」とは何か?というものだと認識している。
「正義」とは、人の数ほど存在するのであり、また共通の「正義」に関するイメージを持つことは、可能なようで、実に難儀なことでもある。「正義」を振りかざして、「悪」を為すことが一番愚かしいことだ。
「正義」に関して言えば、われわれ人類の発展のためには、それがどういうものなのかを絶えず疑って、より明確なヴ . . . 本文を読む
自分を的確にコントロール出来ることは、世界を正しくコントロールすることと同等の価値を持つに至る。
自分の健全な存在の仕方あってこそ、正常な世界を構築する土台が出来上がるのである。
加えて言えば、世界を変えるためには、まず自分が変わらなくてはいけない。
人間は、絶えず「自己超克」を繰り返す生き物だが、なぜそうする必要があるのか?それは、「自己肯定」をするためである。各々の積み重ねた「自己肯定 . . . 本文を読む
風が吹いたら
生きるべきか
死ぬべきか
海が乾いたら
逝くべきか
逗まるべきか
火が果てたら
隠れるべきか
晒されるべきか
何もかもが
アホらしい
バカみたいに絢爛に光る装飾が
目に障る
人は
安逸さに
浸かり続けてしまうと
ダメになる
覚悟を持った行動が
この乱雑で
煩悩ばかりに満ちた浮き世を
一晩で楽園にするだけの力を持つ . . . 本文を読む
溶けそうもない
明日までの締切の
レポートを
くしゃくしゃに丸めて
ゴミ箱にポイした
避けられない
運命を
背にして
移ろいゆく水の上を
漂流した
真実はいつも遠く
冷え切った眼差しで
天国か、或いは地獄を、
指差す . . . 本文を読む
噫!
孤独の悲痛な叫びを
曖昧な日々の噂も
溶けて弾け散る
極めて残忍な午後
遠く
僕らは目を凝らせば
実に明瞭に見えてくる現実たちが
羊たちの様に群れてやってくる
怖いほどに
気怠い朝の溶けた砂糖に
僕は神様の微笑みを見
小さな革命が起きるのを
確認する
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