僕と君は濡れた星
瞬いたまま夜に浮く
自然な流れで生まれる想いを
風に載せるため、呼吸(いき)を弾ます
なけなしの意志を野に放つとき
修練した末の湿った覇気の種を蒔くのだ
ロボット染みた動きで牽制するなら
明ける空の慎ましやかな反抗に耳を澄まそう
底なし沼から這い出るにはそれが最も簡単な手立てだから
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理解を超えたschool days
あの日ゴマンと散った花
今さらながら集めたら
ラブリーウォールの隙間から
忍び込む風、なんとやら。
ロクでもねえ性(さが)、匿えば
不束ながら、暴がれだっちゃ
乳飲み子時代のロマンチチズブ
アドバルーンみたく浮かんでた
死んだサギみたく浮かんでた
死んだネコの目で拝んでた
ハイエナかぶれの販売員のSiriANAなんか飛ぶ机 . . . 本文を読む
見つからぬ悲しみの泉を
夜の水辺でひたすら探す
水は止まらず
水はにごらず
見つからぬ悲しみの泉は
何処にある?
悲しみはすでに巨きな聖獣
書かずにおれぬ
書かずにおれぬ
弛むことなきひっかき傷の
量産行為をやめられぬまま
光る白紙をどす黒く塗りつぶすまでの自傷行為
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意味は為す術もなく忘却の海へ投げ込まれ
浅い眠りの夢みる晩に
戯言を連れて悦に入る!
終わりかけの夜明け
探してたよくある回答の解凍を
精神浮揚のなすがままに砂糖と混ぜてあやふやにすんじゃねぇよ!
六回革命繰り返し、浅ましく目覚める火山の麓で
目元を気にして誑かす女のようには生きられない! . . . 本文を読む
振り向きザマに
名にか硫黄とシテ
火寝暮れる此処櫓の
張り津めた久琵州血に
蒼く浮き上がって居る欠陥の跡を辿れば
火傷(やけ)に深(み)馴れた膿みへデル
気儘に浜辺を彷徨って
夜尾螺砂上に音身名を掛けば
何時とも知れずに凪ぐ海の
疏を書き消さぬ未に発ち
汁したママの暗しの知流辺も
朋詩碑揺らす余波(なごり)の洋
須沙真面く荒む皆藻の肥えを
美身を澄まして聴いて射瑠と
疎零は去煮詩江預裡琶く面居 . . . 本文を読む
それぞれの立場で灯る青
光り輝いている交差点
夢見た末の暴論が
いつしか世界を闇に染めた
ゴミ箱に捨てた冴えない思想を
池袋の街は
あの街だけは
揺らめく灯し火に変えてくれた
平泳ぎで進む駅前通り
背泳ぎの君を見つけて
捕まえに行く
こうして向かう僕の純情を
君は認めては微笑むのだろうか
君の後方で霞む夕景には
二人の始まりを映す茜空 . . . 本文を読む
それぞれの立場で灯る青
光り輝いたはずの交差点
夢見た末の暴論が
いつしか世界を闇に染めた
ロッカーに詰めた冴えない思想を
池袋の街は
あの街だけは
揺らめく灯し火に変えてくれた
気ままに背泳で進む駅前通りを
バタフライの君を見つけては
捕まえに行く
そうやって遠くまで向かう僕の純情を
君は認めては微笑うのだろうか
つまり
君の後方で霞む夕景には
二人の始まりを映す茜空
揺 揺 濫
凪 . . . 本文を読む
僕
君
僕
君
僕
君
僕
君
僕
海
僕
君
僕
君
僕
君
僕
君
僕
染み
僕
君
僕
君
僕
君
僕
君
僕
意味……
君と僕の
やまない波
憂えるだけじゃ救われない
僕と君の夜中のポケットの中に
溢れて止まぬ人混みの束
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王妃ーー運命なんて安いもの。私を縛る理由なんてどこにあるのかしら?
侍女、部屋の片付けをしている。
王妃ーー運命というどうしようもなさ。私は縛られているんだわ!
侍女、首を擡げ、王妃を垣間見、また片付けを続ける。
ベッドに泣き伏す王妃。
片付けを終え、そっと部屋を去る侍女。 . . . 本文を読む
知ることは
過去と未来を思い出すことである
忘れることは
未来と過去を変革することである
心震わすことは
世界を動かしていることである
世界を知り
世界を忘れ
世界が動き出し
ゆっくりと目覚めた私に
音のシャワーが降り注ぐ 麗しく
(同題名 2016年9月22日を改作) . . . 本文を読む
明日には見ることはないと頼りなく浮かんだ君の寂しい笑顔
螺旋状の思い出を降っていけばまたどこかで君に逢える
もう、どこにも見えないや
もう一度会えるはずだった君を選ぶことのない未来の駅前に置き去りにした
忘れてもいいはずのあの日の途切れそうな記憶を肩からぶら提げている
忘れがたいあの時の笑顔が今でも僕の胸にある
引いては満ちる潮のように
時折鳴き出す鵺のように
銀河を渡る霧笛のように . . . 本文を読む
突き刺したこの痛みを
夢見た未来の後先を
地球の裏側で泣き喚く
失墜した孤独の数々を後目に
支離滅裂な妄想に踊らされていたあの頃の日々を思い出した
社会の踊り場で夕焼けの講義を聴いていたら
いつの間にか明けた空に投げキッスをする君がいた
恋した
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