欲望が生命体の維持に欠かせないものだとしても、もうひとつ大事なのは理性だ。
なるべく平常心を保つことが、より良い人生を与えてくれることを考えればそれはあまりに確かなことだ。 . . . 本文を読む
本音を匿ってしまった
その後悔を胸に秘め暮らす日々は悲しい
as you see the snow called “now” falling down on your hands
its warmness would sounds
tenderly like I don't know I should say how
すべての感情を置き去りにするのも
また悔しかろう
the main . . . 本文を読む
甘い蜜が服から滴り落ちるのを見て
身を捩らせる
危ない一刻(ひととき)を味わって
何とも言えない苦悩を味わって
ああまた暮れゆく街に顔向けできない自分になってしまった、なんて日々を繰り返して過ぎた青春
幼き日から繰り返してきた愚行に
もううんざりする
あなたに触れた日から
そんな自分にさよならしたいと闘い始める
これが僕の闘争開始日
この戦いは続くのだ
あなたと手を携えていけるのならまだ続 . . . 本文を読む
俺は生まれた直後から、病的なまでに俗人だった。表に出す顔と、内面の軋轢に身を捩らせて生きてきた青春だった。泣きたいときに泣くことを、執拗に回避してきた人生だった。いや、人として生きてこなかったのだから、獣生だった。 . . . 本文を読む
計算外の真実があるとしても、どぎまぎしない。しかしながら、計算し続けなければ取りこぼしてしまう。
なるべく、エネルギーを浪費しない、これまた真実。
人生は何でもアリだと思ってきた。
しかし、人生という枠(フレーム)が与えられている以上、より正解に近い生き方、より間違った生き方があることが分かってきた。それはより快楽に踊らされる生き方と、真に楽しい生き方と言い換えることができる。
邪悪なものに振り回 . . . 本文を読む
回復するとは何だろう?
僕は概念に疲れてきた。僕は内なる自分の声を押し殺して、生きてきた。
単に、そのツケが回って来たんだろう。そして、くだらない一節を量産し続けてきたんだろう。そう思って、午後6時のサイレンが鳴る音に癒される、いや、帰り道を急かされる。
人と人の間で、僕は何とかバランスを保って生きてきた。眠れない夜もあった。もっと言えば、眠らない夜もあった。それらが、今日の僕へと連なってきた。忘 . . . 本文を読む
身悶えするほどの自分の毒を
そのまま自分に注入するという愚行をした罰がやっと今下っている
鏡と向かい合わせの愚かな自分を
こうして夜半に静かに振り返っている
また明日も太陽のもとで裁かれよう
それがそのまま救いとなる……(喜びは確かにその類のものであるようだ) . . . 本文を読む
「みんなちがって、たいへんだ」 この言葉は現代の状況を見事に言い当てた言葉だと思う。もちろんこの言葉は人口に膾炙している金子みすゞの詩の言葉「みんなちがって、みんないい」を踏まえている。みんなちがって、みんないい、とは確かに聞こえはいい。一見すると、多様性を尊重した美しい言葉にも思える。しかし、意見は違っても、現実においては(ことに政治においては)互いの意見を摺り合わせてより良い合意の形成を目指し . . . 本文を読む
舞って 舞って
真実の味はいつだって何枚もの皮に守られて 奥の奥に眠っている
人肌の温さがその奥に真実を匿っていると訴えている
真実はいつも奥に
僕の面の皮という厚さに隠された真実もあるのなら
その薄皮一枚一枚を剥いでゆくのだ
また
真実を突く僕の肉体が
汗にまみれて
闇に紛れて
輪舞曲を舞えば
宇宙の奥で疼く世界が
ただ僕を待っている
. . . 本文を読む
石のように固い意志を貫くのだ
気分に引きずり回されるのではなく
感情でこの社会という荒ぶる大海を泳ぎ切れ!
我が魂の水量は
汪々にして枯れることを知らず
讃えられるべき自由意志よ!
その剛健さを発揮せよ
意志は最初小さな砂粒から始まる
しかしその小さな意志も大元の始めには一つの揺るぎない世界の始まりという意志だったことを思い出せ
その小さな意志は大きな意志への憧れを持っているのだ
個人 . . . 本文を読む
ほら 今 同時代に生きている僕らが
手と手重ねた瞬間に
過去 未来をひと跨ぎにする勢いで華麗にタイムトラベル
何処へでも行ける
何処からも帰れる
借り物の命が
巡り巡ってこの時代で会えたこと
巨大な過去の郵送物を現在に受け取って狼狽するよりも、驚喜する感覚で生命を燃やせ . . . 本文を読む
この甘い人生も一度切り
この苦い人生も一度切り
一回性のジャングルを
辺境でも
都会でも
田舎でも
何処でも僕らはさまよっているのです
Non, non, non 未だに覚めない夢のように 現実を引きずって今を継続をしているのです . . . 本文を読む
新鮮な言葉は海の中で待ってます
未知を知るため私は黙った貝のように
心に真珠を育ててます
甘い知識で少しずつその大きさを増してゆくパールのひとつ
指に挟んで踊らせます
心に潜む貝の石は
固く固く何よりも固く
しなやかな世界を望んでます . . . 本文を読む
おそらくナポレオン没落以後の世界は
気分主義と呼べるものだった
その気分主義の遺物が現代まで尾を引いている
どうにかしてその気分を払わなければいけない
気分ではない理性で統御する時代を
気分ではなく感情で悠々と泳ぐ世界を
刹那に溺れるのではなく瞬間を積み重ねる感覚を第一にやっていけたらいいね . . . 本文を読む