チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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クレゾール石鹸液

2009年08月30日 | 昭和なもの
ひょんなことから、ひょんなことを思い出すものです。

ニュース 県内の小学校では、新型インフルエンザ予防対策として、アルコールで手指の消毒を行うことにしたという。

昔は、そんなのなかっ・・・  あーっ!あった、あった!


保健室とトイレの手洗い場の脇に必ず置いてあった。アルマイト(注!)の洗面器に入ったツーンと鼻をつく臭いの液体。
その中に手を浸して消毒します。

クレゾール石鹸液。

 掃除当番の子が、毎日、その液体を交換することになっていました。
アルマイトの洗面器に水を汲み、いかにも中身は化学薬品だと言わんばかりの茶色の瓶のキャップを取り、そのキャップに液体を少し入れる。
それから、キャップの液体を洗面器の中に流し入れるのです。
 すると、あら不思議!赤茶色の液体は、水に入った途端、乳白色に変化するのでした。
 それが、楽しくて、私は進んでその係を買って出ていたように思います。
 他の人は嫌いだというあの臭いも、私は好きでした。

 そういえば、昔の病院の臭いも、あのクレゾールの臭いだった。


 調べてみたら、クレゾール石鹸液は新型インフルエンザに効果がないそうです。


注:きゃあ~、やっちゃった。頭の中では白のホーロー製をイメージしていたのに、何の疑いもなくアルマイトって書いちゃったよぉ。
たぶん、アルマイトじゃ化学反応を起こして、ダメだと思うんです。
訂正します。失礼しました。(2009.8.31)