チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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東京浅草観音堂裏

2015年01月23日 | チエの玉手箱
ひとつ前の記事にヨシヒサ伯父のことを書きました。
伯父は末期ガンで余命幾ばくもなく、その思い出を年末にアップしようと書き留めておいたのです。
ところが伯父は突然不慮の事故により亡くなり、今週の初めに葬儀が行われました。
私は、そこでこの記事「第196話ヨシヒサおじさん」を思い出し、弔辞とすることにしました。
伯母も従兄妹たちも、参列者の方々もよい弔辞だったと言ってくださったので、最後に伯父に何かしてあげれてよかったと思いました。
生前、伯父は「いっしょに浅草に行こうよ」と父を何度も誘っていたのに、父も高齢なので東京まで行くのが億劫とみえて、とうとう腰をあげぬうちに伯父が逝ってしまったのです。

それで、葬儀の後、父と弟と3人で浅草へ行ってみることにしました。
父はしっかりとその場所を覚えていました。
「ほら、あそこに観音様が見えるだろう?」
(一番奥の電柱のさらに後方に見えるのが、観音堂の屋根です)
言問通り「浅草観音堂裏」交差点を北に入ったその角に、おじいちゃんの店「富山軒」はあったのです。
現在は、ビルと割烹になっていました。
ここで、記念撮影をしました。
それから、ご近所だった父の幼馴染酒屋のおじいさんに逢うこともできました。
なんと、伯父は亡くなる10日程前にも、この酒屋さんを尋ねていたことが分かりました。
伯父といっしょに来ることができれば最高だったかもしれませんが、伯父の供養になったと思います。