お気に入りの深夜放送が終わっても、このまま寝床に行くのはもったいないような気がして、雑誌などをパラパラめくる。
ふと気がつくと、カーテンの向こうが少し明るくなっている。
朝の気配。
戸外に出てみる。
ひんやりとした空気が、気持ちよい。
西の空に、ひとつ、ふたつ、星が残る。
藍のベールを1枚ずつ、はがして、山際が薄くなってくる。
聞こえてくるのは、まだ、サラシ川の水音だけ。
もう少しすれば、アブラゼミがジーとうるさく鳴きだすだろう。
スグリグミの葉に、セミの脱け殻を見つける。
一つ見つけると、あちらにも、こちらにも、セミの脱け殻がある。
ひまわりの向こうに、広がるスイカ畑。
グラジオラス、ポンポンダリア、アスターの花。
今日も、暑くなりそうだ。
いつの日にか、この土地を離れることになっても、
この景色だけは、忘れずにおこう
私は、そう思った。
ふと気がつくと、カーテンの向こうが少し明るくなっている。
朝の気配。
戸外に出てみる。
ひんやりとした空気が、気持ちよい。
西の空に、ひとつ、ふたつ、星が残る。
藍のベールを1枚ずつ、はがして、山際が薄くなってくる。
聞こえてくるのは、まだ、サラシ川の水音だけ。
もう少しすれば、アブラゼミがジーとうるさく鳴きだすだろう。
スグリグミの葉に、セミの脱け殻を見つける。
一つ見つけると、あちらにも、こちらにも、セミの脱け殻がある。
ひまわりの向こうに、広がるスイカ畑。
グラジオラス、ポンポンダリア、アスターの花。
今日も、暑くなりそうだ。
いつの日にか、この土地を離れることになっても、
この景色だけは、忘れずにおこう
私は、そう思った。
清清しい朝の風景画。。。
チエちゃん詩人だわ
詩人? そんなことはないですよ~ テレちゃいます~
作家の片岡義男は、情景をイメージさせる技量
を持った作家です。
チエちゃんは、少女版、片岡義男の世界かなぁ・・・
でも、ありがとうございます。
その土地を離れることになったのか。
忘れないでおこうと思ったあとのお話。
チエちゃんのようなことは何も感じないまま、いつの間にか年を重ねて、半径3㎞以内にずっと住んでいるうしです。当たり前の風景が当たり前のようにすぎていく。そのことのありがたみを感じるようになったのは、ほどよい年齢になったからかしら。
チエちゃんの見ている風景は、こことよく似ています。
「忘れないでおこう」と思いましたが、「ここを離れたい」とも思っていました。
青年期特有の自立したい気持ちでしょうか?
つづきは、ボチボチとしていきますよ。
今日もその第1弾(?)を書きました。
うしさんは幸せですよ。そうですね、そういう年齢になったのかもしれません。
私、悩んでいました。何を書いたらよいのか。
今、ちょっと吹っ切れたかも?