移転して4年目の薔薇の季節。
姉夫婦が小雨の中庭を見に来ました。
母が亡くなり、孫も育ちこれから悠々自適の筈なのに姉は病気続きらしい。
鉄人と思っていた姉も前年長期入院し難病の様です。
数年ぶりにのんびり話をしました。
この秋には70歳を迎えます。
若い頃からしていた洋裁も出来なくなったようでした。規格外の私の為に特別な日のワンピースは何時も仕立てて呉れました。感謝です。
私が入院の度に来てくれた、随分世話に成りました。
多くの花友達の近況も伝えて行きました。
雨が降れば作業は少ない。
薔薇の季節が終わると日帰りで大人の遠足を企画し近県の花の庭を見に行き楽しんできました。
私が企画し旅行社に依頼、バスガイド代わりのミニ園芸話。
事前視察に何時も同行して呉れました。
旅の話になると「2001年の英国が一番」今も「人生の宝物」だそうです。
始発の新幹線に乗り、東京の出張にも随分付き合わせハードに動き回りました。
普通の専業主婦では経験出来ない事だらけだったそうです。
定年宣言60歳から家族でコツコツ庭造り。
店時代の規模から4倍の広さ。
「長い時間を掛け良いもの見てきて良かったねーー。」最近しみじみ昔を思い出すそうです。
姉と最期の旅が「愛・地球博」名古屋から岐阜の薔薇を楽しみに行きました。
お客様と約束した有言実行のラスト旅でした。
家庭菜園の野菜を7年でお土産に出来る程に成りました。
若い頃は姉夫氏のお母さんが育てた野菜を貰ってました。
此処まで来たよ。
グリンピースご飯用とキヌサヤ、どちらも祖母の味を懐かしがってました。
随分前に店で販売していたハンカチの木に花が咲いたそうです。
英国の庭で中木程度の高さで咲いていた、我が家のマロニエを見て「赤花のマロニエ」懐かしがってました。
花と共に暮らし、一緒に楽しんできました。
畑は真ん中通路はアスファルト、少し歩けるようになり老人車を押し見て回れました。
オリーブグリーンの素敵な介護用の車に車椅子を乗せてました。
自力で乗り降り出来歩ける所まで回復してました。
ラジオ番組で夢を語った私「薔薇園を作る」宣言通り形が見えて来ました。
姉家族は何時も応援してくれました。
市街地の空が暗くなり雨が来る。
「良くわかるわねー。」
ハウスまで濡れずに戻れました。
随分元気になったようなので花友さんと「また来るねーー。」
本日も最後までお付き合い頂き有難うございます。