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時悠人chosan流処世術

★国勢調査調査結果が示す

2006-07-03 09:14:15 | 日記・エッセイ・コラム

 2005年国勢調査の速報値によると、高齢者人口(65歳以上)の割合が21.0 %で、イタリア(20.0%)を上回り世界一位。15歳未満の年少人口の割合も、13.6%で世界最低。 2000年と比べると、65歳以上人口が3.7ポイント上昇し、15歳未満人口が1.0ポイント低下しており、日本の少子高齢化が確実に進行していることを裏付けた。

 私の興味をひいたのは、65歳以上の労働者比率。主要先進国の中で、日本は22.2%と頭抜けている。アメリカが14.4%で2位だが、カナダ7.7%、イタリア3.4%、ドイツ2.9%、フランス1.2%だから、日本人は一生働き詰めということになる。しかも、男女別では、女性14,2%に対し、男性33,1%と2倍以上だから、世の男性諸君は余程、働くのがお好きらしい。それとも他に理由が? 定年延長がこれに拍車をかけることになるから、何とも不幸な話だ。

 一方、最近、朝食抜きで登校した児童に、食育だとか少子化対策だといって、補完食を提供する学校が全国的に増えている。母親の食習慣が子供に影響しているのは明らかで、学校教育でカバーする問題ではないと思う。自分の子供に食事を与えないで働きに出るのは本末転倒だし、それを行政がバックアップするのは滑稽だ。

 先に、「少子化やむなし」と書いたが、男性には真似ようが無い深い愛情で結ばれる母子関係が希薄になり、家庭が崩壊するのは不幸だ。数字合わせの少子化対策などは、「百害あって一利なし」だと断じたい。