プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★七夕の日の願い

2006-07-07 08:45:40 | 日記・エッセイ・コラム

 牽牛と織女が、年に一度の逢瀬を遂げる故事を悲劇と感じない園児達の歓声が、隣りの保育所から聞えてくる。今日は七夕。私の63歳の誕生日でもある。

 子供の頃、学校へ小さな笹竹を持ちより、願いを込めて短冊作りをした七夕祭り。自分の誕生日をみんなに祝ってもらえるみたいで、心待ちにしていたことを思い出す。

 誕生日を冥土の旅の一里塚と感じる年齢になった今でも、夜の空模様が気になるから不思議だ。今年は、テポドンが空から降ってこないかとの不安が重なる。地村夫妻が北朝鮮に拉致されたのは、28年前の七夕の夜だった。余計な情報は無い方が幸せなのかもと思ったり、いっそう複雑な気持ちにさせられる。

 中国から朝鮮半島を経て日本に伝わった文化なのに、同じ思いで星を仰ぎ見られないのは悲しい。無邪気に天の川を仰ぎ見る子供の純真な心が地球家族の共通の願いの筈なのに。