プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老いを感じるとき

2008-03-19 13:57:09 | 日記・エッセイ・コラム

 クリニックに着いたのは午前8時半。一昨日の混雑にこりて、受付け開始前に家を出たのだが、混み具合は一緒だった。これなら予約診療歓迎と思いながら順番を待った。

 血液検査結果からは特段の異常は発見されなかった。心配していたHba1cも6.1とやや高めだったが、「これ位ならどうってことないよ」と言われた。いつも細かい数値にこだわる内科医とは違い、当方が面食らうほどおおらかな診断だった。

 「病は気から」というが、数値が上下する度に一喜一憂する愚がおかしく思えてきた。一週間分の薬を出しておくから来週来なさいと言われ、「先生、何か具体的な治療をしなくても良いんでしょうか?」と恐るおそる尋ねてみた。「治療ってどんな?」「たとえば、ブロック療法みたいな、、」。一瞬、間があって「ブロック療法なんか必要ないよ。それよりも、言われた注意事項を守って激しい運動をしないこと」とのダメ押しされた。

 さすがに、先生にジョギングが趣味と白状出来なかった。この機会に、猫背ぎみのフォームを矯正し、首への負担を軽くすることを心密かに誓った。帰路、図書館に立ち寄り、たよりになる医学書を借りて帰宅した。6年前、整形外科医からも皮膚科医からも「右足小指切断必至」と宣告されても断り、自然治癒(完全ではないが症状固定)まで漕ぎつけた己の責任と信念で。