社会生活を送るうえで、束縛されるのは必然。法律や決めごとを守るのは当然として、個人生活の領域でも何かと”しがらみ”が多い。誰もが、色々な”しがらみ”の狭間でもがきながら生きている。そのストレスを最小限に食い止める手立ても知恵次第だと信じて来たが、これも結構難しいようだ。
”時悠人”を名乗ろうとも、それは手前勝手な理屈で、世間はそんな言い分など眼中にない。2年間の町内会の役員任期を終え、解放されたと思ったら、さらに2年間、会計監査を担当することになった。幸い、短期集中的な業務なので自由度がきき、苦ではないがやはり拘束される。今後益々、地域コミュニティの活動が重要視されるのに反比例して、世話役が高齢化・減少化傾向にあるだけに悩ましい。
さて、”しがらみ”がない個人スポーツとして、マラソンを楽しんできたが、ある先輩から某「走友会」への入会を勧誘された。以前にも、会社の現役とOBでつくる「走る会」に誘われたが、今回は個人的関係もあって断るのが悩ましい。
コーチ役がついて合同でトレーニングする環境が好ましいのは百も承知だが、私は、「晴走雨読」型で気紛れジョグ派だ。とりわけ、定期的な練習会のように組織的な活動が嫌いだけになおさらその抵抗感が強い。趣味の世界だけに、わがままを通したい。かといって、全国組織を束ねている責任者からの勧誘だけに”しがらみ”プラスα要素が重くのしかかる。