イギリスの某経済誌がまとめた2008年度版「世界平和度指数」。詳細は省くが、「戦争や内紛」「暴力犯罪のレベル」「政治的安定性」「テロ発生の潜在性」等、24項目の評価で国際比較している。これによると、121カ国中、日本は第5位で極めて平和な国だといえる。
平和度第1位はノルウェーで、ニュージーランド、デンマーク、アイルランドと続く。ワーストテンは、イラク、スーダン、イスラエルに続き、ロシアが118位に位置する。全体的にはヨーロッパ諸国が上位を占め、中国(60位)やアメリカ(96位)は下位だ。国連の常任理事国の平和度が低いというのは皮肉だ。
一方、アメリカのマーケティング会社がまとめた「2007年世界生活環境調査」は、住みやすい都市のランキング(調査対象350都市)。第1位は、2年連続チューリッヒで以下、ジュネーブ、バンクーバー、ウィーン、オークランドと続く。ベストテンに、スイスとドイツの都市が6つも顔を連ねている。東京は35位、横浜38位、神戸40位、大阪42位となっている。
国内では、治安の悪化やモラルの低下、各種格差等が問題視されるが、まだまだ平和で住みよい国ではないのだろうか。海外旅行をする度に「日本は素晴らしい国」だと感じるが、つまみ食いしただけのデータでも証明された気がする。