真夏のニュージーランドから帰国して、1か月。結婚式後の雑務もようやく一段落した。カメラ好きのマオリ系キウイがCDに収めてくれた写真の枚数だけで1,000枚もあり、整理するのも一苦労だ。作業の手を止め、当時の思い出を辿る余裕が出てきた。
挙式はダニーデンだったが、娘夫婦の住まいはクライストチャーチなので、3年ぶりの市街地散策を満喫した。12月24日は、クリスマス・イブ。町の中心にある大聖堂前の広場では、クリスマスイベントで賑わい、市街中心部を走るトラムもクリスマス用に装飾を施し、華やいだ雰囲気がみち溢れていた。
「ガーデン・シティ」と呼ばれ、イギリス文化が色濃くにじむクライストチャーチは、今が夏。南北の違いはあるが、緯度的には札幌から旭川に該当するが、気候的には全く異なる。雪は殆ど降らないし、夏でも湿度が低いので過ごし易い。ただ、「一日に四季がある」と言われ、真夏でも朝夕の気温の変化が激しいので、長袖は必携だ。 今は、桜の花が散りバラやアジサイなど日本でもお馴染みの花が咲き誇り、市中を流れるエイボン川ではパンティングにいそしむ姿が目につく。
ホワイトクリスマスに馴染んだ身には、陽光がまぶしいグリーンクリスマスに戸惑いを感じた。