9月8日に会期末を迎える国会では、議員定数の削減や赤字国債発行法案等の審議をそっちのけで、竹島を巡る外交問題で迷走している。
現政権が開き直って、過去の失政を糺すことは禁じ手だが、私のような一市民からすれば、負の部分を隠し通して来た自民党の責任を無視出来ない。
「55年体制」下で、対抗する社会党がだらしなく、自民党の一党独裁が続いたために、自分たちが犯したミスを取り繕い、嘘で塗り固め、覆い隠すことが出来た。それが、3年前の政権交代で「パンドラの箱」をあけたら、「こんな筈ではなかった」事態が次々に明るみに出て来た。消えた年金問題のその後は??
風雲急を告げる竹島問題は、韓国の実効支配が進行中に無策だった自民党の責任で、歴代総理や外務大臣は即刻、議員辞職し、けじめを付けた後、未来志向の日韓関係を目指すべきだ。
私が竹島を身近に感じたのは、ある教授が「これからは日本海時代」と熱弁をふるった50年前の講義。その後、期待とは裏腹に、竹島はどんどん遠く離れて行った。
政治の話題を避けたくても、言わずにいられないのは、二週間も続く熱帯夜のせいだとお許し願おう。