昨日、娘夫婦が関空からシンガポール経由でパースへと旅立った。長いようで短い二週間だったが、老夫婦だけの元の生活に戻り、ほっと一息つくと同時に、寂しい気持ちが入り混じり、複雑だ。
最高の思い出は、群馬の妻の実家へ孫を連れて行き、親子4世代の対面が実現したことで、貴重な時間を共有できた。
妻たちが、自分の子供に向かって、「あんた達もこんな時期があったのよ」、「手がかかったわねぇ」と回顧するのを、90歳になる義母は、ただ笑って見守っていた。きっと、「お前たちだって一緒だったんだよ」と、言いたかったに違いない。
私は、女親と男親の違いを実感しながら、「親になって分かる事」と「祖父母になって分かる事」の違いを考えていた。
初孫の初来日は、記念すべき出来ごとだったが、「思い出は、創るものであって、すがるものではない」ので、今日からまた、新たな思い出を刻みたいと思っている。