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時悠人chosan流処世術

★無為に過ごす幸せ?

2019-12-10 09:26:58 | 日記・エッセイ・コラム
 無言の帰国をすることになった中村哲さんが残したメッセージは、同年代の私にとって強烈だった。

 以前、「100万発の銃弾より、1本の用水路の方がはるかに治安回復に役立つ。日本政府は、米欧の軍事行動と一体と見なされない独自の民生支援を長期的に進めるべきだ」と語った言葉が、彼の生きざまとだぶって、印象深く思い出される。

 安倍総理は、彼の貢献を称たたが、現実に進めている政策は、海外派兵の拡大であり、憲法改正だ。パワーバランスの行きつく先は、「戦争」しかない。

 また、アフガニスタンの人が望むことは、「三度の食事とふるさとで家族と一緒に生活すること」とも語った。日本人には、当たり前のことがとても貴重な国が、地球上に多く見られる現実。

 無為に過ごす自分を恥じるばかりで、軽い自己嫌悪に陥っていたが、私には、極力、周囲の人に迷惑をかけないで生きようと努めること位しかできない。