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時悠人chosan流処世術

★裁判員裁判(後編)

2019-12-15 09:15:36 | 日記・エッセイ・コラム
 元高級官僚が、長男を殺害した事件は、その背景や事情を知れば知るほど、他人事で済まされず、SNS上には「無罪」の極論までみられた。

 被告人の悔悟の弁を聴けば、大いに同情するが「殺人は殺人」なので、量刑の軽重の範囲を逸脱してはならない。検察側が、殺人罪で「懲役8年」を求刑したのも事情を斟酌したと推察するので、あとは裁判員の見識に委ねられる。

 私は、被告人が事件の数日前に、殺人をほのめかすメモを妻に残したと知り、漠然とした計画性を否定できなくなり、久しぶりに正当防衛と緊急避難、さらには過剰防衛の構成要件を復習した。

 いずれにせよ、中立・公平であるべき裁判員に予見を与えるようなマスコミ報道を慎んで貰いたい。