プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★必要な無駄に学んだ2年間

2008-03-06 10:33:38 | 日記・エッセイ・コラム

 全国各地で桜の開花予想が報じられる候となった。金沢の開花予想日は4月7日だとか。昨年より1週間ほど遅いが、例年並みのようだ。しかし、3月に入り啓蟄も過ぎたのに、昨日も今日も目覚めると外は雪景色で、本格的な春はまだまだ遠いと感じさせる。

 町会役員の任期もカウントダウンに入ってきたので、新役員への引き継ぎ資料の準備にとりかかることにした。いざ、引き継ぐとなると2年間の反省ばかりが思い浮かび、自己採点をしてみた。会計担当としての仕事は、少々甘めだが80点位はつけてもよいが、執行部としての点数は60点にも満たない落第点だ。理由は、長さん流が発揮出来なかったこと。

 30年位の歴史しかない270世帯700人規模の町内会だが、世の中の縮図そのもので、職業・年齢層も雑多な集まりだ。自分の生活に精いっぱいで、町内会の存在とは無縁と割り切る住民が増えるなかで、例外なく少子高齢化が進展している。ゴミの不法投棄や防犯・防災は、全住民共通の重要課題で、町会としての取り組みが不可欠だ。

 元来、徹底した合理主義で突っ走って来ただけに、小田原評定のように時間をかけて物事を決する文化に馴染めない。トップが中長期ビジョンを語り、それを年度ごとにリファインしながら事業を遂行するポリシーは私には譲れないところ。何度、私案を提案しても厚い壁に跳ね返された。理屈ではなく、誰が世話するのかが常に判断に先行した。己の非力さを感じストレスだけが残った2年間だった。


★老いてなお?老いてこそ!

2008-03-03 17:07:07 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の町内会の会合で、ようやくお役目も峠をこえた感じだ。定例総会まで、あと3回の日曜日を供出すれば無事お役放免になると思うと、準備作業にも力が入る。収支決算書と関係帳簿を会計監査に届けた後、ジムへ。一週間に3度も足を運ぶのは久しぶりだ。

 トレッドミルに乗ったが、足が重いので「43分6㎞」にセットした。心拍数に変化は見られないが、今は無理できる状態ではないと自重し、負荷を軽めにして調整に励んでいる。となりのマシンで老人がウオーキングを始めたが様子がおかしい。どうもマシンの操作方法が分からないらしい。声をかけようとした時、インストラクターがきてアドバイスし始めた。

 どこかのセミナーで「心拍トレーニング」が良いと教えられ、実践しようとしたが勝手が違ったらしかった。トレッドミルは、アメリカ製なのでモニター画面が英語表示で分かりづらい。勿論、日本語の説明があるのだが、字が小さいのは不親切だ。二人のやりとりを何気なく聞いていたら、なんと、おん年79歳だった。

 近所に新しくオープンしたレストランに立ち寄り、女房にその老人の話をした。その年齢まで生きているかも分からないが、多分、二人ともジムに出かける気力もなく、家に閉じこもってテレビでも見ているに違いないと妙なところで意見一致した。これからのライフプランの長期計画は、せいぜい5年計画にして毎年見直す必要がありそうだ。


★e-Taxって個人向け?

2008-03-02 10:11:27 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年、確定申告時期が到来すると、決まって税金の無駄な使い方に愚痴が出る。税務署は社保庁と違って、集め方が上手いと言われるが、仕事の進め方自体にもその違いが出ていて面白い。

 国税庁が現在、普及推進している「e-Tax」というシステムをご存じだろうか。国税電子申告・納税システムで、最大の魅力は、証明書類の添付が省略出来ること。私は、従来から国税庁のHPを利用して計算処理を行い、提出書類を郵送していたが、e-Taxでは、電子データで送付するのでペーパレスになる。

 申告の都度、多くの証明書類を添付するのに閉口していたので、電子化は大歓迎。そこで、説明会に参加してみたのだが、説明を聞いて導入を見送ることにした。考えてみれば当然のことだが、重要な個人情報を扱うのでシステム上の制約が多く、事前準備手続きも面倒だ。

 まず、税務署に開始届出書を出し、利用者識別番号を取得する。次に、市町村の窓口で電子証明書の取得する。この二つが揃ったら、ICカードリーダライターを購入し、ようやく初期登録準備が完了だ。別々のところに3回足を運ぶ手間が省けるなら利用したのだが、年に一回のためにそこまで踏み切る気にはなれなかった。

 税務署の抜け目のないところは、今年と来年の2年間、導入特典(最高5,000円税減額)を設けているのだ。だが、それは事前準備に要する証明書取得やカードリーダー購入費用見合いでしかなく、自分のところの懐は痛まない仕組みだ。


★春まだ遠し

2008-03-01 17:26:06 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、金沢に「春一番」が吹いた。昨年よりも15日遅かったが、気温も10度をこえて、3月下旬の暖かさ。すわ、これから外を走れるぞと喜んだのも束の間、夜半からは雷を伴う雨になった。

 3月の声を聞き、冬眠していた体が動き出そうという矢先に罪な雨に、ジムへ出かけた。一昨日のトレッドミル走で太ももに張りがあったが、5㎞35分間を目標に再度、心拍数をチェックしてみた。前回とほぼ同じ数値だったが、筋肉痛が幾分やわらいだ気がした。

 帰宅すると、「保険と健康」と題した冊子が届いていた。4月から医療保険制度が変わることに伴う市の広報誌だ。後期高齢者医療制度や特定検診、国保等々の仕組みが10数ページにわたり細々と解説されている。

 「特定検診・特定保健指導」なる奇妙な文言が踊っていた。医療保険制度に加入している40歳~74歳が全員対象だという。簡単にいえば、「メタボ対策」である。「男性は、腹囲85㎝、女性は90㎝以上、またはBMI25以上」が要注意とか。診断結果により、メタボ予備軍と該当者に分類され、3か月から6か月にわたり面接やメール等による支援を行うとあった。高騰する医療費を抑制するための長期ビジョンということか。

 私のBMIは19.1で標準値を下回る痩せすぎで、むしろ体重増加指導をしてもらいたい方だ。日本人はスリム系を好むようだが、イタリアのように太っているのが美人の条件の国だってある。痩せる為に、自前でフィットネス通いをしたり、ダイエット食品を使用している人もいる。個人の趣味・嗜好にまで立ち入るような行政指導は無用だ。さすが官僚は新しい仕事を探すのが上手い。