18日のマラソン終了後、妻と長女夫婦との4人で、韓国料理店で夕食を共にした。長女とは、年に1,2度、一緒に旅行しているが、4人揃うのは、数年ぶりのことだった。
多人数だと、いろいろなメニューをチョイス出来るので、日頃、味わえない料理を満喫した。老夫婦二人きりの食事とは違って、他愛のない話題でも笑いに包まれ、まっこりの酔いも手伝い、家族の温もりに浸った。
食事を終え、二人と別れてホテルに帰る途中、地下鉄の車内吊りに、「孤独死」、「孤立死」の文字を見つけた。東京では、世帯構成人員が1.99人にまで落ち込んだ。メディアは、「孤立・孤独死」を社会問題視し、行政やNPO・町内会に救済策を求めるが、違和感を感じる。
自由奔放な生き方を望み、自らの意思で核家族化を進展させた結果が、孤独・孤立の社会構造に辿りついたもので、因果応報だ。自分で、最後の面倒を見ることが出来ないのが人間だが、自ら招いた結果を受容する覚悟だけはしておきたい。