プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★白馬の紅葉

2012-10-20 08:56:25 | 日記・エッセイ・コラム

015_2 10月13日からの「おたり新そば祭り」に合わせ、16日~18日まで白馬の紅葉見物に出掛けた。栂池自然園の紅葉まつりが10月5日で終わると、紅葉前線が徐々に山麓を下りて来る。

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 標高1,000mに位置するホテル「グリーンプラザ白馬」が運営するコルチナスキー場周辺は、例年なら紅葉のピークなのだが、今年はようやく紅葉し始めた段階だった。

018017_2 フロント情報に従い、二日目に八方尾根に向かった。八方アルペンラインへのアプローチは、3つのゴンドラ・リフトを乗り継ぎ、標高1,830mの第1ケルン・八方池山荘まで行き、八方大池へ向かうのが代表的なコース。

024_2 今回は、軽装だったので、兎平で下りて北アルプスの展望を楽しんだ。地元食材をふんだんに使った料理と温泉で、今夏の異常気象の後遺症が癒えた。


★タイム・ラグ

2012-10-19 08:37:06 | 日記・エッセイ・コラム

 「車掌さーん!降りまーす!」。女性の甲高い悲鳴で眠りから醒め、目をこらすと、数人の乗客が通路に立って騒いでいた。

 昨日18日、糸魚川から特急「はくたか」で金沢へ向かう途中のこと。高岡駅で降りようとした6人の乗客が車内に取り残されたまま、列車が出発したのだ。

 最後方に並んでいた若い男性が、「通路に立っていたら突然動き出した」と、車掌に抗議したのは、気の毒に思えたが、先頭の女性が口ごもるのを聞いて、何となく事態が呑み込めた。

 本当の原因は不明だが、車掌が金沢から高岡まで戻る事故証明書を渡すだけで大事に到らずにおさまった。私の結論は、「同じようなドジをしないように気をつけよう」だった。


★再会

2012-10-16 08:11:44 | 日記・エッセイ・コラム

 「朋あり遠方より来たる」と言うが、昨夜、東京から帰郷した友人を交え、1年ぶりに学生時代の仲間3人で旧交を温めた。

 ほんの数年前までは、4人だったのが1人逝き3人になった。「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」は、この世のならい。自ずと話題も健康や今後の生き方に集中してしまったが、再会出来たことの喜びが優った。

 3年後に北陸新幹線が開通すると、金沢と東京の距離は変わらぬが、所要時間が大幅に短縮されるので、遠方の概念も変わる。これも世のならいかも。

次回更新は、19日の予定。


★秋祭り

2012-10-14 09:23:49 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夕、コスモスの写真を撮ろうと散歩に出たら、川向こうからお囃子の音が聞こえて来た。音に急きたてられ歩を進めて行くにつれ、太鼓や三味線の音が大きくなってきた。018_3

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秋祭りの獅子舞とおみこしが町内を練り歩いていた。最近では、獅子舞やおみこしの担ぎ手にこと欠くようになったご時世だけに、老いも若きも一緒になって汗をかく光景に心温まる思いがした。

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026となり町まで回り道をしてしまったが、貴重な歳時記にめぐり合い、時間を忘れてしばし見入った。秋の日はつるべ落としというが、風を肌寒く感じて我に返り、家路についた。


★油断のこころ

2012-10-09 14:03:24 | 日記・エッセイ・コラム

 暗いニュースばかり氾濫する中にあって、山中教授のノーベル賞受賞は、何よりの朗報で、受賞を祝うかのように、今日の金沢は、秋らしい青空が広がっていて、赤とんぼの朱色が鮮明だ。

 陽気に誘われ、布団を干そうと思い立ち、ベランダに出ようとしたら、ステップの踏み板が真っ二つに割れて、床に仰向けに倒れこんでしまった。

 音を聞きつけて飛んで来た妻が、「トシねぇ」と、笑った。踏み台が古くなったことか、私の年齢を指したのか、不明だった。さいわい、大事に到らなかったが、打ちどころが悪ければ、笑いごとでは済まず、病院へ直行だった。

 ふと、夏目漱石の「生きて仰ぐ 空の高さよ 赤とんぼ」という一句を思いだした。これは、漱石が、修善寺で病気療養中に詠んだもので、仰向けに倒れた自分と重なり、リアルに心に迫った。