鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

来迎

2022-04-20 | アート・文化

本日、二十四節気の「穀雨」。
春雨が降って百穀を潤す、という意味があるそうです。

気圧の変化が激しいし
春土用の期間でもあるから
体調には気を付けないと、ね。

とにかく、しっかり寝るべし!


中之島 香雪美術館で開催中の
企画展「来迎 たいせつな人との別れのために」
を観てきました。



人が亡くなるとき
阿弥陀如来さまがお迎えに来て下さるんだけど
その様子を絵図にあらわしたものが来迎図。
臨終の際の枕元や
死後、供養の際に懸けられたんだそうです。

たいせつな人が、極楽浄土へ向かうことを想像して
残された人は、心の痛みをやわらげていたのです。
グリーフケア、ですね。

「来迎 たいせつな人との別れのために」
2022年4月9日(土)-5月22日(日)
中之島 香雪美術館

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即翁與集愛玩

2021-11-03 | アート・文化

この間の日曜日に
京都国立博物館で開催中の「畠山記念館の名品」を観てきました。

事前予約<優先>制
ということで、サイトで予約をしようと思ったところ
ローチケのサイトに飛び、会員登録をしないと買えないという・・・。
釈然としない思いで、登録し
「3日以内にローソンでチケット発行しないと取り消す」とメールで何度も脅されつつ
ローソン探して取りに行って(最近セブンイレブンとファミリーマートばっかりで、ローソン少なくない?)
「予約の時間から1時間以内に入場しないと無効」って書かれたチケット握りしめ
緊張してかなり早めに着いてしまったため、入り口で待たされて
その間、当日鑑賞券をすんなり買って、すんなり入っていく人を横目で見ながら
地団駄踏んでたら
受付の人が明らかに怯えてました。ごめん。

と、のっけから文句ばっかり言ってますが
展示は素晴らしかった。
私、あまり興味のないものは、すっ飛ばして観るので
いつもだったらズンズン進むんですけど
今回は、全部興味あったから、全部じっくり観て
気が付いたら2時間近くいました。
そして、疲労困憊。

図録が欲しくて、買おうと思ったけど、重くて断念!
(オンラインショップで入手できます)

せっかく京都に来たんだから、あちこち寄りたかったんですが
京阪七条駅に着いたら、もう気力が残ってなくて、淀屋橋行の特急乗って帰っちゃった。
それぐらい魂持っていかれました。

国宝六件、重文三十一件を含む二百件。
あくまで私の感想ですけど、畠山即翁さん、綺麗で瀟洒なものがお好みだと思いました。
茶友さんたちも錚々たる面々で、中でも益田鈍翁さんと仲良しだったらしい。
即翁さんが経営する荏原製作所で、ストライキが起こった時に
鈍翁さんが茶事に誘ってきたりだとか(喫茶去、ってことなんでしょう)
「毘沙門堂」っていう銘の茶碗を、鈍翁さんと競り勝って手に入れたら
それがとても悔しかった鈍翁さんが「毘沙門堂」って大書して(横に小さな字で愚痴をつらつら書き連ねて)
送りつけてきたのを大事に持っておくとか
なんか良いー。

ちなみにタイトルの「即翁與集愛玩(そくおうよしゅうあいがん)」は
蒐集品に押されている愛蔵印で
意味は「即翁はみんなと一緒にこれを楽しみます」
だそうです。

畠山記念館の名品 ―能楽から茶の湯、そして琳派―
京都国立博物館
2021年10月9日(土)~12月5日(日)


そういえば
来年の10月8日(土)から、京都国立博物館で
「茶の湯」展が開かれるもよう。すでにチラシが置いてありました。

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中之島 香雪美術館へ

2021-08-10 | アート・文化

鑑賞券を頂きまして
中之島香雪美術館で開催中の「上方界隈、絵師済々Ⅱ」へ。



江戸時代の後期に大坂で活躍した三人の絵師
上田耕夫・長山孔寅・上田公長の展覧会です。
正直、誰も知らない。

彼らには、与謝蕪村や呉春に憧れていたという共通点があるってことで
「憧れとの競演」と称し、蕪村と呉春の作品も出ていました。

与謝蕪村は、画家としても名を上げていたのですね。初めて知ったことでした。
(俳人としての認識しか・・・。)

兎にも角にも、券がなければ、行ってないな。
マニア向けでした。

上方界隈、絵師済々Ⅱ
中之島 香雪美術館
2021年7月3日(土)~8月22日(日)

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由緒・伝来

2021-08-07 | アート・文化

今日は立秋だったんですね。
土用餅も土用鰻も、食べ損なっちゃいました。


さてさて、先日
湯木美術館で開催中の
「茶道具の由緒・伝来と箱書」を観てきました。

箱を捨ててはダメなのよ。箱が大事なんだから。

道具の保管、という役割だけではなくて
なぜ作られたのか(由緒)、どのように評価され誰が持っていたのか(伝来)という
データ管理も担っているというわけなんです。
共箱が一緒に展示されるって、普通あまりないので面白かった。

などと言いつつ
一番目を惹いたのは、結局、バカラ社特注の水指だったり(美しかった・・・)。

茶道具の由緒・伝来と箱書
2021年7月3日(土)~8月9日(月・祝)
湯木美術館

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あやしい絵

2021-07-15 | アート・文化

日曜日
大阪歴史博物館 で開催中の あやしい絵展 に行ってきました。

(HPより)
北野恒富「淀君」。
え?淀君って、その美しさで秀吉を骨抜きにしたんですよね・・・(以下割愛)。

館内の、ある場所に置かれている看板、この絵が描かれているんですが
淀君は窓の外の大阪城を見つめている、という憎い演出。
ていうか、この展覧会全般、プロデュースの勝利。巧いです。

あと、すごい人出でした。小一時間ならびました。
私の後ろにならんでいた(おそらく)男子大学生二人連れが、ずーっと喋っていて
よっぽど「オトコのしゃべりはみっともない」って言っちゃおうかと思いました。(←ジェンダー意識低め)

あやしい絵 展
2021年7月3日(土)~8月15日(日)
大阪歴史博物館

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