昨晩のNHKスペシャル「あなたを変身させる!細胞が出す"魔法の薬"」
で、取り上げられていた"オキシトシン"という物質。
元々、子宮収縮(分娩時)・乳汁分泌という働きで知られるホルモンですが
近年、対人関係を良好にする"幸福ホルモン"として、脚光を浴びているそうです。
出産後の母親が、赤ちゃんを愛おしく思ったり
スカイダイビングで空中を落下中、インストラクターに全てを委ねられるのも
オキシトシンの作用。
ヒトが持つ警戒心や恐怖心を和らげ、寛大でポジティブな気持ちを持つことができるのです。
そんなオキシトシン。
肌に触れる・見つめ合うとさらに分泌が増えるので
親しい者同士(恋人・夫婦・家族・友人など)が一緒にいると
ますます幸せを感じることができるというメカニズム。
これって、東洋医学でいうところの"気"の一つでは・・・と
TVを観ながら、ついつい興奮してしまいました。
例えば、身体の調子が悪いときに私も鍼を受けるんですが
自分で自分に鍼をするよりも
誰かに治療してもらったほうが断然良く効きます。
それは、互いの気の交流によって
巡りが良くなるからだと思っているんですけど
実際に身体の中で起こっていることは
"オキシトシンの分泌"なのではないかと。
その他
気分が滅入っていても
患者さんの身体に触れているうち、私自身が元気になったりするのも
気の作用=オキシトシンの分泌
なのではないかしら。
胡散臭い・・・って言われがちな東洋医学ですが
そんなことはない、ただ、未だ説明がついていないだけで
ちゃんと根拠はあるんですよ!きっと!
ととと、話が逸れました。
出産、子育てに重要な働きをするオキシトシンが
一方で人間同士の関わりに幸せを感じさせる作用があるということは
ヒトって、ただ遺伝子を後世に残すためだけではなく
互いに支えあい、高めあいながら
生きていくように出来ているんだな、って
改めて思ったのでありました。