5月某日、東京へ。
静嘉堂文庫美術館のタダ券を頂いたので
曜変天目の公開に合わせて、前々から弾丸旅行を計画しておりました。
その時には予想もしていない状況になってしまったのですが
父から「行って来い、行って来い」と背中を押され
決行したわけなのでした。
四十九日がまだ済んでいなかった為
もしかしたら一緒に付いて来てくれるかも・・・と
母との最後の旅行のつもりで行きました。
羽田からバスで二子玉川へ。
そこからまたバスで静嘉堂文庫へ。
門を通ってから、5分程ゆるい坂道を登ります。
暑くなく寒くなく、ちょうど良い気候で気持ち良かったです。
美術館。
こちらが静嘉堂文庫。居宅だったところですね。
展示は「日本刀の華 備前刀」ということで
今流行りの「刀剣女子」っぽい人たちでいっぱいでした。
刀に何の知識も興味も無い私は
お茶碗だけはしっかり観て(これが目的だったし)
帰りはバスに乗らずに歩いたんですけど
これがまたいい散歩道で、歩いていて楽しいものでした。
私が鈍感だからか、母の気配は一切感じず。
でも「ちゃんと付いて来てるよー」というメッセージらしき不思議な出来事は
いくつもありました。
心が温かくなりました。
「日本刀の華 備前刀」2019年4月13日~6月2日(会期終了)