天が二物を与えたSさんからオススメしていただいた
「無人島のふたり」(山本文緒 著/新潮社)読了。
「プラナリア」で直木賞受賞
最近では「自転しながら公転する」で様々な文学賞を受賞するなど
第一線で大活躍だった作者が
膵臓がんと診断されて、緩和ケアを受ける決心をしてからの日々を綴った日記です。
最初は胃が変だと思ったんです。去年(2020年)の終わりくらいに緊張する仕
事があって(テレビ出演)、それで胃をやられたと思って自分でガスター10を買って
飲んで、一時的によくなったように感じていました。(p14)
この「テレビ出演」、たぶんNHKあさイチのプレミアムトークのことで
「山本文緒さんって、ステキな人だな」って思ったのを覚えています。
それから1年も経たないうちに「亡くなった」ってニュースが流れてきて
本当に驚いたんだから。
途中まではきっちり毎日。
緊急入院を挟んで、また再開して
一度、中締め。
また、ぽつりぽつりと続いて
「明日また書けましたら、明日」で終わります。