真之茶事
この間の日曜日は
姉弟子YZさんの準教授の引継式と
Fさん&私の茶名披露を兼ねての
真之茶事でした。
本来ならば、お祝いをしていただくということで
私たちは客となり
先生もしくは先輩が(お手本としての)点前をされるということですが
稽古茶事でもあるので、YZさん・Fさん・私の3名で
亭主・半東・水屋を担当しました。
迎付⇒席入⇒挨拶⇒真之炭手前⇒菓子⇒中立
許状引渡
⇒真之行台子⇒前段懐石(朱の膳)
動座
後段懐石(黒の膳)⇒薄茶点前⇒送り礼
だったと思う(もう忘れてる)。
ともかく、懐石が“朱の膳”と“黒の膳”、2回も出るから
大変でした。
旅館の仲居さんばりに料理のお運び。
中立の間に、掛軸を利休座像のものに替え、三具足と、まき茶を供えるなど
やらなければならないことがテンコ盛り。
Fさんが炭手前、YZさんが真之行台子をしてくださって
私は薄茶点前で気楽、なんて思っていたら
高麗卓・広口釜・筒茶碗というトラップが仕掛けられていて
大汗かきました。
終わって家に帰り着いたら、頭がガンガン痛いし、すでに筋肉痛だったし
ほとほと疲れました。
とはいえ、貴重な体験をさせていただいて
その上、先生からはお祝いのお茶碗(気鋭の作家さんのもの)を頂戴して
本当にありがたいことでした。
当日は、一つ紋の色無地に、袋帯。
くそ真面目なコーディネートでした。
久方ぶりの二重太鼓、もちろん苦戦しました。
youtubeで、帯を後ろで結ばず畳むやり方を見かけて
それだったら帯が傷まないし、見ている分にはとても簡単そうだったので
無謀にもぶっつけ本番でチャレンジしたのだけれど。
当然、うまくいくわけがなく、4回ほど失敗したところで
いつものやり方にチェンジ(残り時間30分)。
あせるから手は震える、手順は間違う、で
結局予定の時間より30分遅れることとなりました。
そして、駅までダッシュ(ちぐささんの草履は走れる)、と。
なんだか、楽しいんだか苦しいんだか、よくわからないです。