クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

年中児クラスの保護者の方達との昼食会

2016年06月30日 | 教室の近況報告
 九州で降り続く雨。何とか「まんべんなく」降ってくれれば良いのに・・・と思ってしまいますね
 さて。
先々週の土曜日、年長児クラスの後に、年中児クラスの保護者の方々との昼食会を催しました
 昨年、一昨年は上手く日程調整が出来ず、こういう昼食会をすることが出来なかったのですが、たまたまクラス時にそのお話をした時、年中児クラスの保護者のみなさまから、是非ともそういう機会を設けてください、とご要望もあり、実現しました
 会場に決めたのは、六本木のミッドタウンの中にあるレストラン。「まどか先生との会食。必須ではないものの、ほとんどの方が出席する」という大義名分があり、ママ達は子ども達からしばし解放され、少しオシャレをして出かけてきていただく・・・
 このようにして、わずかの時間ながら、物理的に「一人の時間」を持つ事で、子育ての息抜き、ガス抜きにしていただくもの、この会の大きな趣旨でした

 でもね。
私の予想に反して、ママ達はお食事中もとてもとても熱心に「子育ての悩み」について話し、私からのアドバイスを一生懸命に聞いてくださいました
 何だか、私は泣けてくるような思いになったのですよ・・・ なぜってね、私のようにすっかり我が子が「大人」になってしまうと、子どもの人生、親子の関係にどんな波風、山、谷があったとしても、常にご両親が真剣に我が子に向かい、愛情を注いでいれば、どんな育て方をしても、必ず「真っ当に育つ」ということがわかっているから、です
 だから、目の前の4歳、5歳の我が子の一挙手一投足に一喜一憂し、何とかベストの子育てをしたいと真剣に考えているパパ、ママ達の姿が、本当に尊く、神々しく見えました

 この日の、私からのアドバイスは、「ベストの子育てを目指すのではなく、いつもベターを求めること」「自分の描いた理想の子ども、理想の親像に縛られないこと」「肩の力を抜くこと」でした。

 子どもの成長とともに、親も成長していき、理想を描いたり、目指したりすることは、非常に親子で疲労し、消耗することを学習していきます
 だからこそ、少しずつ「ちょうど良い」という状態を見つけていけるようになるのですね

 子育てとは・・・ありのままの我が子を受け入れ、良くも悪くも「うん、うん、そうだよな・・・」と納得していくことだと思います。
 みなさんは、子どもとの時間に疲れていませんか?

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ハワイであらためて知った日本人観

2016年06月20日 | その他
 空梅雨の心配をしなければなりません
雨女の私の出番?!でしょうか。せっせと外出をして、雨を降らせましょうね

 さて。
前回の話題で、私が母と一緒にハワイに行った、というお話はいたしました。
 じつは、今回の旅行であらためて痛感したことがあります。それは、日本人の多くが、それも若い世代も含め「英語が話せない」ということ
 そして実際にお店やレストランで話していると、どのお店の方からも「日本人は英語を話さない」という話題になりました。ここでは「do not」なのか「can not」なのかは、それほど大きな問題ではありません。
 これが幼児期の子どもであれば、羞恥心が強くて、なかなか人前で話せない、という問題もありますが、少なくとも大人ですからね。お買い物をする、注文をする等、話す必要があれば「話す」わけで・・・
 ああも複数の場所で「日本人は英語を話さない」という、かなり呆れ顔で話題になれると、さすがに考えてしまいました

 ・・・ということで、是非ぜひみなさん、我が子には「話せる英語」を学び、どんどん使う機会を与えてあげることを考えてみませんか?
 すでにご存知の通り、私は幼児期からの英語教育にはどちらかと言えば反対派で、「幼い時期だからこそ、まずは正しく美しい日本語の習得を」と受験準備中も何度もお話をしたことと思います。その思いは今でも一層強くなるばかりです。
 ただ、小学校に入学をしたら、正しく美しい日本語の習得を意識しながらも(何たって、母国語ですからね)、しっかりと英語学習の重要性を再認識して欲しいなあ、と本当に今回、強く感じました
 それは「読み書き」もさることながら、「人とのコミュニケーションのための道具」として英語、です

 この場を借りて、ひとつご報告を
マナーズの卒業生の高校生。敢えてお名前はイニシャルも公表いたしませんが、このたび、在学中の高校からの1名の選抜枠に入り、1年間の姉妹校への留学が決まりました お母様からそのご連絡を受けました。もちろん、学校からの代表として留学をするのですから、単に英語力だけの問題ではなく、日頃の学業やクラブ活動等、総合的な意味での選抜だったわけで、ご両親も大変喜んでおられました
 このマナーズ卒業生は、今年の春休みに海外教育研究所(何度かブログで紹介しています)からオーストラリアに短期留学をしていて、帰国後、「短期留学したいって両親に言った時には、英語の勉強のためになるから、と思ったんだけど、実際に行ってホストファミリーと生活してみると、文化の違いや家族のあり方とか、通った学校での英語の勉強だけではなく、毎日がとても良い経験だった」と話してくれていました。
 お母様のお話では、今回の選抜では、この春休みの経験が大きく意味を持った、ということでした。

 物騒な時代なのだから、留学などをさせるのは大学生になってから・・・という思いをお持ちの方も多いでしょう。確かにそうですね。私が子どもの頃と違って、世界は大きく変わってきています。
 でも、今回のハワイであたらめて多くの日本人を客観的に見ていて感じたのですが、「ほぼ完成品」になってしまってからは、感性も柔らかくない・・・何にでも「すごい」とか「わー」とか「いいねえ」のように、素直に驚き、感じ、感動する年齢に始めることは成功しやすいし、そういう感性の柔らかい時期に経験することは、成長にも大きく影響するのだなとあらためて思いました。
 今回の旅行は、時期的に学校や幼稚園がお休みの時期ではありませんので、それほど多くの大学生や小中高生に遭遇したわけではありません。むしろ、家族三代の旅行や、幼児を連れての家族旅行の方々が多く、たくさんの3歳~6歳児が目につきました。
 その子達は、どの子も親に教えられたのか「Hallo」や「Thank you」を笑顔で連呼していました。その横で、黙ってお金を支払い、ABCストアを立ち去る若者・・・
 
 英語を教えていた経験から語れば・・・それがどんな外国語であっても、実際に「仕事」で必要となれば、必死に短期間で学び、ある程度は必ず話せ、使えるようになります。その成果の所以は、「覚悟と使命感と悲壮感」があるから、です なんたって仕事ですからね
 でも、学校の勉強なんて、それに比べれば「真剣度」が違うでしょう 赤点を取るのは困るし、仮進級になるのも困る。再試験は嫌だし、何よりも親にうるさくダラダラと文句を言われたくない・・・ けれど、学校側はそれほど仮進級にしたいわけではないわけで、最終的には「英語は好きじゃない」という程度で卒業できてしまいます
 でもその結果、生涯、どんな国に旅行する時も「このホテルには日本語のわかる人がいるかな?」「日本語のメニューはありますか?」etc.etc. となってしまう

 ただ、最後に
 英語は、あくまでも「道具」です。言葉は「道具」なんですね。そのことを忘れては、とんだ勘違い、思惑違いが生まれます
 帰国子女のような明確な理由がない限り、日本語で話すのが下手な人は、外国語を話しても上手ではありません。
 日本語のボキャブラリーが少ない人が、英語のボキャブラリーならば多い、ということはあり得ないのです。なぜなら、外国語は母国語に置き換えて覚えていきますからね。
 おっと、そうすれば、どうしたらいいんだっけ??? そう「人とのコミュニケーションは大事だ」って教えなければならないんですね そして相手に思いを伝えることの重要性を説き、そのためには「言葉は大事だ」ってことを教える
 そして、英語一つ、ある程度、意思の疎通ができるようになっておけば、全世界、よほどの僻地に行かない限り、何とか楽しめるんだよと教えてあげること、ですね

 これを書きながら、今までに書いた語学に関する話題のページも読んでいただきたいと思いましたので、敢えてリンクするようにしておきます

  我が子の短期留学を考える No.1
  留学の会社の方との夕食会
  海外でのサマースクールはいかがですか?

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満天の星を仰ぐ・・・

2016年06月10日 | その他
 慌ただしい時期を迎える前に・・・と、1週間のお休みをいただき、旅行に行ってまいりました。
私の85歳になる母。まだ現役で、毎日、半日だけ出勤をしておりましたが、いよいよ6月いっぱいで引退をすることになりました
 年齢を思えば、大層遅すぎる引退の決断ですが、若年性のパーキンソン病で、かなり早めに第一戦を引かざるえお得なかった父の無念を思ってのこの50年間の現役生活。今回の旅行は、その母の引退を記念する企画でした

 父の身体が自由な頃、私の両親は山岳会に所属しており、毎年、春と夏には山行を欠かしませんでした。
そんな両親のもと、私は好むと好まらざるとに関わらず、小学校1年生から両親に同行しれいました 5年生の春の北穂高岳では、涸沢で大きな雪崩に遭い、「ああ、私はこんなところで寒い思いをして死ぬんだなあ・・・」と思ったことをよく覚えております。
 まっ、そんな話題はまたいつか。

 そういうことから、母は山行でのたくさんの思い出があります 中でも私が4年生の夏の剱岳の思い出は格別のようで・・・
夜明け前、剱沢に張った自分達のテントを出て、剱岳に向かった父と母、私。ところが、途中で父が体調が悪いと言いだし、結局、父と私だけがテントに引き返し、何と、母が一人で剱岳に向かいました
 5時間後、剱岳登頂を終えて戻ってきた満足そうな母の晴れやかな顔・・・ この日の夜、剱沢で見た満天の星空

 あれから約50年の年月が流れ・・・母は引退を前にして「のんびりと旅行が出来れば・・・あの、剱沢での星空がもう一度見られたら・・・」と言いだしました。
もちろん、85歳になった母ですので、どんなに若くは見えても、三浦雄一郎さんのようには山行は叶いません
 そこで、思い立ったのがハワイ島、マウナ・ケアでの星空観測でした
 母に話してみると、二つ返事で「マウナ・ケアから星を眺めたい」ということになりました。

 6月1日、ハワイ島のコナに到着。マウナ・ケアには3日に向かいました
雨女の私ですからね・・・雨ばかりが心配でしたが、やっぱり
 マウナ・ケアに向かう1時間ほど前まで、キラウエアの火口付近を車で走っている間は雨が降り、すっかり霧におおわれて、全く何も見えない状態で「ああ、やっぱりね・・・雨女の私のせいだなあ・・・」とヒロの町中を走っている間も絶望的な思いでしたが・・・
 少しずつ標高が上がるにつれて雨が小降りになり、標高2800メーターあたりにあるオニヅカビジターセンターあたりに来ると雨が止み、3200メーターあたりでは陽が射して、山頂の4205メーターからはきれいな沈む夕日を見ることも出来ました

 山頂付近では酸素濃度が薄く、めまいや思考力の低下などが心配される、と何度も注意を受けていましたが、やっぱり年齢には勝てませんねえ・・・母は2800メーターのオニヅカセンターあたりで少しフワフワすると言い、4205メーターの山頂では歩くことが難しくなり、車に戻って窓から夕陽が沈むのを見ることになりました。
 私は大丈夫かと思いきや、山頂で車から降りると少しフラッとした気分になり、足がとられました 5分ほどで慣れましたが、車に戻る時、少し速足で歩いただけでものすごく心拍数が上がり、正常な状態に戻るまで10分もかかったのですよ。さすがに驚きました

 マウナ・ケア山頂には、各国の天文台が複数あり、実際の観測の邪魔になる、埃をたてるような一般人の車は30分以上そこに留まることは許されません。
 そこで、私達の星の観測は、山頂から1000メーターほど下り、酸素濃度もある程度緩和される3100メーター付近で行いました

 真っ暗な中、南北方向に移動する軍事衛星や、東西方向に移動する民間の人工衛星、流れ星、惑星、恒星・・・
 ちょうど、5月6月は地球の時点の関係で、ハワイ島では北極星も南十字星も見える時期にあたり、はっきりと見えるどちらの星々にもラッキーな気分でした 何よりも母が喜んでくれて、本当にうれしかったです。

 この日、星空の観測のガイドをしてくださった方といろいろと個人的にもお話をして、いろんなことを教えていただき、私はすっかり「多くの子ども達にもこの星空を眺めてもらい、さまざまな楽しく有意義な星や天体について興味を持って欲しい」と強く強く感じました。
 でもね、4205メーターの、マウナ・ケア山頂には12歳以下の子ども達は登ることはできません。しかしながら、3000メーターあたり(雲の具合によって、多少の高低差は日によってあるとのことです)での星の観測は可能だということで・・・
 さすがにプロですねえ 単なる知識の披露ではなく、人を飽きさせない話術と知識。わかる易いお話を聞きながら愛でる満天の星空
 きっとすばらしい経験になるでしょう

 もし、ハワイに旅行を計画されることがあれば、ハワイ島まで足を伸ばし、マウナ・ケアでの星空の観測はいかがでしょう?
 一応、みなさまにも私達がお世話になった、その方の会社のHPをご紹介しておきますね

 ほろほろあいらんどツアーズ http://www.holoholoisland.com/

 ではでは

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