キエフ、マリウポリ、ハリコフ、リビウ・・・ どれだけの日本人が、こういう地名を知っていたでしょう。「チキンキエフ」は美味しいですね。でも、私は「ロシア料理」だと思っていました マリウポリは、辛うじて昨年に調べて、知った地名です。ここ2年間、私がすっかりハマってしまっている「オスマン帝国外伝」というトルコのテレビドラマシリーズ。オスマントルコが最も栄えた時代の話ですが、そこに登場するのスレイマン一世のお后「ヒュッレム(ヨーロッパでは、ロクセナーナ、という名前で呼ばれているそうですが)」の出身地がウクライナで、そのヒュッレムを記念して「マリウポリ」に壮麗なモスクがある、ということを知ったばかりでした。
首都でもない地方都市「広島」や「長崎」が、世界中の多くの人が「聞いたことのある日本の都市名」として記憶に残っているのも戦争のせいです。まさに、マリウポリやハリコフもそうですね・・・
今年の冬は雪が多い コロナの第6波が治まらない
とニュースで毎日流れていた日々から一転。わずか1か月で、すっかり変わり果てたウクライナの町々、人々の惨状が映像で流れます。
ロシア国内では私達が見ているような映像は流れないとのこと。でも、日本に住むロシアの人達は、毎日私達と同じ映像、報道を観ているのですよね。彼らは、どんな思いでこの現状を受け止めているのでしょう。ふっとそんなことを考えることがあります・・・
残念ながら、私にはウクライナ人の友人も知人も、一人もいません。でも、わずかですが、ロシア人の知人は数人います。その中の一人、「モイセイキン」というジュエリーブランドの社長さん。大変勉強家で、日本語の覚えては、来日のたびに一生懸命話してくれていました。いつも一緒にいる相手のことを考える、大変真面目な笑顔のステキな方でした。けれど、きっと今までのように簡単には会えなくはなるのでしょうね
内戦であれ、どういう意味のある戦争であれ、悲惨な目に遭うのは「人」です。〇〇人、ということではなく、日々、一生懸命に生きている「人」が、怖ろしい思い、辛い思い、苦しい思い、悲しい思いをするのは、本当に本当に悲しいことです・・・
今回のことを、幼い子ども達に「正確に」説明することは不可能のように思います。ただ、「人を悲しませてはいけない」「人を泣かせるようなことをしてはいけない」と教えることは出来ますよね
一日も早く、この悲惨な状況が収束することを祈りたいです 祈りは、きっと見えないパワーになって届くもの。一緒に祈りましょう