模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

太刀洗平和記念館

2009-12-03 23:34:10 | 感想
今年10月に筑前町太刀洗にOPENした、太刀洗平和記念館に行ってきました。
厳密には、個人で管理していた記念館を、町営として移設・新築したものです。
家から車で約90分くらいです。

太刀洗は、かつて旧陸軍の大規模な飛行場があったところで、西日本の飛行学校の中枢でもあったところです。
ここで育った陸軍航空兵は、陸軍全体の2/3にのぼるそうです。
大戦末期には特攻機の基地にもなりました。

また、近くには、あの「震電」を開発した九州飛行機もありました。

そういったことから、当時の航空機および特攻隊関連の資料が展示されています。
出撃前に書かれた、家族への手紙を読むと、やはり自然と背筋が伸びる気持ちです。
大規模な爆撃を受けたときの状況も、詳しく説明されていました。
また、重爆撃機の爆撃照準器や爆弾槽のふたなど、興味深いものもありました。

そしてやはり注目は実機の展示です。

九七式戦闘機と零戦三二型の実機を見ることができます。
どちらも、世界で唯一現存する実機です。
九七戦は、華奢なイメージを持っていましたが、近くで見ると、零戦以上に機首が太く、意外に大きく見えました。
零戦は、コックピットのすぐそばで内部を見ることができます。

模型では、震電をはじめ白菊や東海など、九州飛行機関連や、練習機系など、マイナー機が多く展示されていました。

そしてお土産コーナーを見ると、プラモデルを発見。
九七戦と零戦三二型が入った、太刀洗平和記念館セットが売っているじゃありませんか!
どちらも持っておらず、しかも九七戦は単品では絶版なので、これ幸いと思い購入。

小規模な記念館ですが、一度観る価値はあると思います。

コメント
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