父親を亡くし、母と二人で瀬戸内の島に引っ越してきた少女ももが、なれない生活の中、妖怪たちと出会い、不思議な体験をする。
その妖怪たちや、地元の人々とのふれあいで、ももは徐々に打ち解け、たくましくなっていく。
原案・脚本・監督は、あの傑作「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之。
それだけの理由で観に行きました。
製作はもちろんプロダクションI.G。
田舎が舞台で、妖怪が出てきたりすることから、「トトロ」や「千と千尋」などジブリ作品になぞった批評が多いようですが、それはとんでもない見当違い。
間違いなく沖浦作品と言えます。
主人公のももは、ジブリヒロインのような清純さというか精悍さのようなものは全くなく、ほんとに今時のふつ~の11歳の女の子として描かれています。
とにかく、一つ一つの仕草とか、姿勢とか、全てにおいて、リアルそのもの。
特に、寝そべっているときとか、やる気がないときの表現は、思わず感心してしまうくらいに見事です。
そして妖怪を見て驚いたり、必死で逃げたりするときの動きは、微妙にディフォルメされていて、しかも“間”の取り方が絶妙なので、結構笑えます。
子供が観るには、少し地味すぎではないかと思っていましたが、後ろにいた子供達は、ケラケラ笑いながら楽しんでいました。
前評判が良かった、母親役の優香の演技は、なるほど前評判どおりなかなかのもの。
単に話題性だけで有名人を使う、最近の劇場アニメとは、明らかに違います。
僕としては、1シーン1シーンがとんでもなく丁寧に描かれていることに感心しきりで、非常に満足できました。
観て損はない映画です。
その妖怪たちや、地元の人々とのふれあいで、ももは徐々に打ち解け、たくましくなっていく。
原案・脚本・監督は、あの傑作「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之。
それだけの理由で観に行きました。
製作はもちろんプロダクションI.G。
田舎が舞台で、妖怪が出てきたりすることから、「トトロ」や「千と千尋」などジブリ作品になぞった批評が多いようですが、それはとんでもない見当違い。
間違いなく沖浦作品と言えます。
主人公のももは、ジブリヒロインのような清純さというか精悍さのようなものは全くなく、ほんとに今時のふつ~の11歳の女の子として描かれています。
とにかく、一つ一つの仕草とか、姿勢とか、全てにおいて、リアルそのもの。
特に、寝そべっているときとか、やる気がないときの表現は、思わず感心してしまうくらいに見事です。
そして妖怪を見て驚いたり、必死で逃げたりするときの動きは、微妙にディフォルメされていて、しかも“間”の取り方が絶妙なので、結構笑えます。
子供が観るには、少し地味すぎではないかと思っていましたが、後ろにいた子供達は、ケラケラ笑いながら楽しんでいました。
前評判が良かった、母親役の優香の演技は、なるほど前評判どおりなかなかのもの。
単に話題性だけで有名人を使う、最近の劇場アニメとは、明らかに違います。
僕としては、1シーン1シーンがとんでもなく丁寧に描かれていることに感心しきりで、非常に満足できました。
観て損はない映画です。