テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

世界に一本のオリジナルギター(第二章)

2011年09月06日 | 日記
昨日も多くの人に訪問していただき嬉しく思う


今日は昨日のブログの続きを書きたいと思う

ボディを削った事によって演奏性が格段に向上した

以前にもまして、

”長時間触れていたくなる・・”という感じなのだ

下側も削ったことによって、太ももへの当たりもソフトな感じになった

薄さのインパクトに惚れ込んで購入したのだが・・

こんな弊害があるとは努々思わなかった


とりあえず、ボディに関しては終了なのだ

削った部分を湿気から守るというオイルも売られている(1500円)が私には必要ないと思う

演奏も好きなのだがとにかくすべてのギターをマメに磨いているのだ

Ibanezに関しても今後、定期的にオレンジオイルを塗布していこうと思っている



もう一点の改造箇所なのだが・・

ネックの『フレット』なのだ


読者の皆さんは『フレットのエッジ加工』という言葉をご存じだろうか?

尖ったフレットの両端をヤスリ等で丸く磨きあげる作業を意味する


実際に製品として販売されているギターにはあまり関係ない言葉だといえる

演奏中に手が血だらけになるようなギターは不良品なのだ


基本的にこの作業はギターの制作工程で必要なのだ

フレットを新たに打ち直した時にも不可欠な作業だといえる


どんな作業なのか?


新品のフレットはいろいろなメーカー、ネックに対処する為に削りの部分を含めて大きめに成形されている

もちろん、角もチクチクに尖がっているのだ

これをヤスリで丁寧に丸みを持たせていくのだ


おでんに入っている大根の『面取り』をイメージしてもらうと分かり易いと思う



”製品として売られていたIbanezに何故に面取りが必要だったのか?”

がテーマなのだ


ロック向けに設計されているIbanezは他のメーカーよりもフレットのエッジが立っている特徴を持つ

1弦と6弦側で激しくビブラートをしても弦が脱落しないというメーカーの配慮なのだ


以前にも同社の製品(アーム無し)を所有していた経験があるのだが
今のギターにフレットの形状が似ていた

要するにこれは『Ibanez仕様』ということなのだ


ローポジションからハイポジションまで使用する私にとっては
少々フレットの角が痛いように感じられる

これも他の二本と比較しての話なのだ


良い、悪いという話ではない

好みの問題だと解釈したい


弾き込んで慣れてしまえば解決は早いといえる

しかしながら、他の二本から持ち換えた時に感じる『違和感』が気になってしかたがなかったのだ


私の性格上、我慢をするくらいならばチャレンジなのだ

という事で手持ちのヤスリと研磨剤を使いフレットの端を好みの形状に作り直したのだ


この際に重要なのが・・

”削り過ぎに注意!”という事なのだ


先にも述べたように『弦落ち』の原因になってしまう

自分のビブラートや指運を十分に考えた上で作業を開始した


リペアショップに依頼すると6000円くらいの工賃になる

3万円のギターを所有する初心者がそんな作業を依頼するはずもなく・・

やはり、購入後の改造&リペアは出費も含めて敷居が高い作業だといえる


前回のコンター加工などもUSのテレキャスターだから数万円のお金をかける価値があるのだ

オーナーに売却の意思は感じられない

むしろ、一生付き合っていこうという気構えが感じ取れる



そんな訳でIbanezには3点の大胆な加工を施したことになる


アームの成形

ボディのコンター加工

フレットのエッジ処理


どれもヤスリや刃物での『手術』だけに躊躇したが結果はオーライだった(^O^)/


紛れも無く、”世界に一本のオリジナルギター”が完成したのだ


まだまだ、セッティングを煮詰めていくつもりなのだ



リアピックアップを『ディマジオ』に交換するか?検討しているところなのだ

楽器屋のお兄さんの話ではIbanez製のピックアップはディマジオに出力特性が似ているらしい

でも・・ディマジオを付けているという自己満足も捨て難い


という事で・・

リアが使えるピックアップであるか?

を検証する為に試作の曲を制作してみた

私のギターは5セレクター切り替えなのだが
タップのようにハムとシングルを切り替えることが可能なのだ

センターのみシングルであとはフロントおよびリアとセンターのミックスになる

今回はリア+センターで演奏してみた


比較という事で以前にAriaでジミヘン風に演奏したパッチを使用してみた

ハムはロック色の強い傾向が見られるがシングルに切り替えると何ともヴィンテージ風な音になる

特にファズとの相性が良いように感じられた

Ariaの音もなかなか良かったがIbanezの枯れた音が当時のジミヘンに似ているように感じられる


どちらのギターも中々に個性的な音をしていると思う

あまりクリーンで演奏することはないのだが歪みをカットしても良い音がする

ピックアップの交換の必要はないかも?


まぁ、いろいろなアンプで鳴らしてから決めようと思っている



『ジミヘン風』の第二弾なのだAriaの音と比べてほしい





現在はアーム関連の再調整に入っている

現時点でもチューニングの狂いは少ないのだが・・・

もっと良いバネレートのセッティングがあるように思えるのだ



ギターを煮詰めたら睡眠時間が無くなってしまうのだ

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