テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

コンデンサー交換でストラトの音は変わるよ~(^O^)/

2013年10月26日 | 日記
前回、お話したが・・

アイバニーズもハイパスコンデンサーを取り外し
トーンに新たなコンデンサーを移植した事で好みの音になったのだ

デフォルトの状態で何も付いていないポットにハイパスを取り付ける人も多い

私のように取り外してしまう者もいる


結局は良い悪いというのは個人の価値観と感性だといえるのだ


どれだけの腕前かも分からない人が書いているようなネットの情報に振り回される必要はないのだ

現状を改善したい場合の最短は信頼できる楽器店に相談する事だと思う

やはりプロは場数が違うのだ


どんな楽器店に相談すれば良いのか?

色々な判断基準があるが・・

少なくともパーツを豊富に扱っているお店は経験も豊富だという事が言えるのだ

最近はギターに改造を施す人が減ったようで楽器店によってはパーツを取り扱っていない所もあるようだ


そんなお店にカスタムを依頼すれば納期も工賃も割高になってしまうのだ

お客さんから預かったギターを出入りの修理工房に依頼するという流れなのだ

そこには楽器店の中間マージン(僅かだが・・)も発生するのだ


最も効率が良いのはやはりパーツを購入して自分で作業する事に尽きるのだ

自分のギターを良く知ることもできるし何より丁寧な作業を心がけると思うのだ


配線やパーツの知識に自信がない人は工賃を諦めて楽器店に依頼するのが得策だといえる

中途半端に配線を弄った結果、収拾がつかなくなって持ち込まれたギターは非常に困るらしい


楽器店の店員さんも万能ではないのだ

エレキの場合、基本的な構造はどのメーカーのどのギターも一緒なのだが・・

稀に特殊な配線が施されたギターもある


私の所有するストラトは多彩な音作りが出来る故に非常に難解な配線構造になっているのだ

私は辛うじて理解しているが完全に分解したパーツを完璧に組み上げる自信はないのだ


話は変わるが・・

グラスのレスポールに付いていたピックアップを分解してみたのだ



カバーはハンダ付けされているのだ



ダンカンのオープンタイプのピックアップをチョイスしたのだが・・

一時期のジミーペイジを真似てフロントだけカバーを付けてみたくなったのだ


素直にダンカンのカバーを購入すれば済む話だが・・

使えるものは無駄にしたくなかったのだ


ハンダを除去しロウ付けされた部分もキレイに清掃したのだ

残念ながら微妙にサイズ違いだったのだ




ちなみに音色はオープンタイプの方が音抜けが良いと言われているのだ

その辺りの実験もしてみたかったのだが・・・


まぁ、何事も勉強なのだ


私の場合、ネットの情報を鵜呑みにすることが出来ないのだ

自分で確かめてみなくては気が済まない性質なのだ


何故だか楽器店のお兄さんの話は素直に受け入れることができるのだ



前置きが長くなってしまったが・・・

本題に入りたいと思う


手持ちのギターはストラトとトーカイを除きすべてのギターのコンデンサー交換が完了したのだ

ハンダで遊びたい・・

という邪道な理由も無くはないが・・・


『コンデンサー効果』を実感できるが故に次々と改造を重ねてきたのだ


トーカイにはデフォルトでオレンジドロップが二基搭載されているのだ

すでに改造されているような状態なのでこれ以上手を加える必要が感じられないのだ

あとは音の入力(エージング)を丁寧に行いながら仕上げるだけなのだ


問題なのはストラトなのだ

現状でもかなり完成度が高いギターなのだ

「ストラトのコンデンサーってどんな感じなのかな?」

自分なりに色々と知恵を絞って情報を収集したのだ


結果的にはセラミックの激安コンデンサー以上社外の高級コンデンサー以下・・という感じなのだ

デフォルトで付いているコンデンサーはセラミックタイプなのだ

オレンジ色の玉ころなのだ



グラスのレスポールに付いていたようなコンデンサーとは区別したい

決して悪いものではないようだ

「これって音色的に狙いなのかな?」

まぁ、狙いというよりはコストカットの感が否めないようだ


結局、実験も兼ねてストラトもコンデンサー交換に踏み切ったのだ



読者の中にはこんな感想を抱いていた方も多いと思う

「結局、全部のギターを弄ちゃうんでしょ?」

なかなか鋭い勘なのだ


ストラトにはトーンが二つ付いているがコンデンサーは一つで良いのだ

二つのトーンを共用するという配線なのだ

非常に効率的で合理的だと思う


レスポールなどは2トーン、2コンデンサーという構造なのだ

これはこれで良いのだ

コンデンサーを調整する事で好みの音色を作るというカスタムも自在に行える




とりあえず定番の二つを購入してみたのだ

二つを試して気に入った方を取り付けようと思ったのだ

私にとっては高価なギターなので少々贅沢をしてみたのだ

余ったコンデンサーは腐るわけではないし・・

何かの時に使えるのだ


結局、ビタQにしたのだ



拡大するとこんな感じなのだ



コンデンサーの取り付けは手慣れたものだが・・・


”問題はキャビティ内にどのように配置するか?”

どのギターもデフォルトのコンデンサーが小さいのでそれを基準に設計されているようだ

そこに無理やりに大型のコンデンサーを押し込むという感じなのだ


配置を間違えると元に戻す時にハンダが取れてしまうのだ

「あれノイズがでるなぁ・・」

というのは初心者の作業に多々見られる事なのだ


ハンダ作業も音質に影響する部分だけに少量で的確に作業する必要があるのだ

意外に知られていないが・・


タップリと盛ったハンダの上に配線しても音は出るが音のロス率が高くなってしまう

各パーツが接触していることが大前提なのだ

ハンダはそれを支えるボンドのような物だと解釈していれば間違いない



かなり拘ったピックアップなのだ



三基とも種類が異なるのだ

ピックアップを裏から眺めることは少ないが・・・



この辺りが気に入っている部分なのだ



ノイズ処理も万全なのだ


アース線なども比較的良いものが使われているようだ


初期型のノイズレスのネガを改良した最新のピックアップらしい

ノイズを軽減しながらストラト特有の鈴鳴りを再現している辺りは流石だと思う

ここだけは間違っても社外製品には交換しないと思う


ボリュームポットも特殊なのだ



配線が複雑なのだ

分解には配線図が不可欠だと思う


ハンダ作業の時に一抹の不安があるのだ

「ちゃんと音は出るかな?」

弦を張る前にも出音のチェックは出来るがやはり弦を張ってみないと安心できないのだ



弦交換のお約束でいつものグリスを注入しておいたのだ

少量のように感じたのだが結構使えるようだ


ちなみにトーカイとストラトは高級グリスを使っている

その他のギターにはホームセンターで購入したお徳用グリスを使っているのだ

チューニングが不安定だと感じている方にはお薦めなのだ


弦を張って完了!なのだ




実際にコンデンサーを交換した感想だが・・

音の輪郭が増したという印象なのだ

元の音が良かっただけに多少の不安があったのだ


まぁ、失敗した場合にはデフォルトのコンデンサーに戻せば解決するが・・

ストラト特有の高音域も良い感じで伸びているように感じられたのだ


コンデンサーの場合(特にオイルタイプ)、エージングという作業が不可欠なのだ

約100時間くらいの音の入力が必要とされているのだ


特に意識する事なく普通に弾いていれば良いと思う

取り付けた直後にも音の良さを確認できたがこれから先が楽しみなのだ


実際のところ、グラスのレスポールもアリアもだんだんと音が馴染んでいる印象を受けているのだ

アイバニーズに関してはこれから弾き込むことで音質の改善を図っていきたいと考えているのだ


一昔前はコンデンサーの交換などする人は変人扱いされていたのだ

現在でも改造というカテゴリはある意味で特殊だといえるが・・・

コンデンサー交換などは手軽にカスタムを楽しめる第一歩になっているのだ


金額的にはお安いが初心者が効果を期待するのも微妙ではあるのだ

コンデンサーの交換で劇的に音が変わると信じている人も少なくないようだ


激的に・・というほどではないのだ

ピックアップの交換のような効果を期待してはダメなのだ


スープに隠し味でコショウを少々・・

という感じなのだ


味覚音痴の人が隠し味に気付くか?

ギターも一緒なのだ


コンデンサーの音の違いを聴き分けられる人も実はある意味で特殊なのだ

そこそこのベテランでもこの辺りの周波数が苦手という人も少なくないようだ


耳の力はある程度鍛えればどうにかなるが・・

天性の部分が大きいように感じる


ギターの演奏にも通じる部分がある

練習しだいで速弾きはある程度のレベルまでは克服できる

とにかく速く指を動かすことだけに夢中になっている人はちょっと悲しいものがある


ギターでどんな音を出すか?

和音楽器であるギターで何を表現するか?

この二つに関してはセンスと耳力が大きく求められる部分なのだ


初心者の人で手持ちの安ギターに疑問を感じ始めている場合・・

かなり『伸び代』を感じられる


信頼できる楽器店にてピックアップやコンデンサーについてご相談いただきたい

勉強のつもりで自分でハンダ作業に挑戦してみるのも一考だと思う


苦労は後々必ず報われるのだ

ギターを一本くらいダメにするような勢いが必要なのだ


いつか手に入れる高級ギターで失敗は痛いのだ


”若いうちに恥をかいておけ・・・”

似ていると思う


いつもの楽器店のお兄さんも今ではハンダ&配線の達人だが・・・

若い頃にはかなりのギターをダメにしてきたそうだ


そこで得たノウハウはかなり大きいように感じる

私はその豊富な知識と経験を少しばかりご教授いただいているという感じなのだ



それを実際に具現化して読者の皆さんに『音』という形でご提供しているのだ



近々にはストラトの音もお届けする予定なのだ






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